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Mantra Vega - The Illusion's Reckoning

Illusions ReckoningThe Illusion's Reckoning
Mantra Vega

1. Every Corner
2. Island
3. Veil of Ghosts
4. Lake Sunday
5. Mountain Spring
6. In a Dream
7. Learning to Be Light
8. I've Seen Your Star
9. Island (Reprise)
10. The Illusion's Reckoning
11. Mountain Spring (Acoustic)

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英国のプログレッシヴロック/フォークロックバンドMOSTLY AUTUMNに
1996年から2010年まで在籍したHeather Findlayが
SOUND OF CONTACTのキーボード奏者Dave Kerznerと結成した
新バンドのデビュー作。

メンバーにはMOSTLY AUTUMNのAlex CromartyやChris Johnsonの他、
ROGER WATERS BANDやSTEVEN WILSON BANDでも有名な
Dave Kilminsterも参加している。


またゲストにはIONA〜NIGHTWISHのTroy Donockley、
AYREONに参加しているIrene Jansen(Floor Jansenの妹)、
AYREON他のArjen Anthony Lucassen等大物が多数。


内容はソフトでアコースティックな色合いが強いプログレッシヴロック。
フォーキーな牧歌的雰囲気が太宗を占めつつも、
ところどころで顔を覗かせる物哀しいメロディラインが印象的な好盤です。


3曲目Veil of Ghostsでのプログレハードっぽさ、
5曲目Mountain Springのシリアスかつドラマティックな展開、
8曲目I've Seen Your Starの静かな美しさ、
そして10曲目の大曲The Illusion's Reckoningが本作のハイライト。

特にThe Illusion's Reckoningの壮大なメロディとギターソロは白眉。
かつてのLANA LANEを若干思い起こさせる。



アコースティックで
決して一本調子にならずに力強さと穏やかさ、
浮遊感を使い分けるHeatherのVoが素晴らしい。
キャリアならではの貫禄と余裕を感じさせますね。


MOSTLY AUTUMNはもちろん、KARNATAKAやPANIC ROOM、Kate Bush、
THE WISHING TREE、BLACKMORE'S NIGHTあたりが好きな人にもおすすめです。











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Mutant - Pleiades

mutant.jpg

Pleiades
Mutant

1. Alcione
2. Guerra Florida
3. Obsidian
4. Children of the River
5. Road to Xibalba
6. Twelve Gods
7. Nahual
8. Canvas



スペイン出身スラッシュメタルバンドの新譜。
前作まではMUTANT SQUADと名乗っていたが大人の事情で改名したようだ。

初期TESTAMENT的なベイエリアスラッシュに
MASTODONあたりのグルーヴメタル感を加えて
若干プログレッシヴさが味付けされたようなサウンド。


このバンド、とにかくリフがめちゃくちゃ良いです。

勢いとアジテーションたっぷりのザクザクしたギターサウンドと
性急感溢れる前のめりなドラムが最高。

手数が豊富なのでミドルテンポ曲もまったくダレずに聴けます。


ギターソロもポイントで、
Adrian Vandenbergと高崎晃を足したような
フラッシーでドラマティックなプレイが耳を惹く。

TOOL的な導入部からノリノリで展開して
80'sメタルテイスト全開のソロに突入する3曲目Obsidianや。
プログレメタルなリフからヘヴィメタルに突っ走る4曲目の
Children of the River、スピードメタルな6曲目Twelve Godsあたりはたまらんです。


凝りに凝ったリフや曲構成だけど、技巧のひけらかしに走らず
躍動感全開で攻めてくるのが素晴らしいですね。

スーパーおすすめの一枚。


公式Youtubeやbandcampで全曲試聴可能です。




<Apple Music>



<iTunes>


<Amazon>
Pleiades
Pleiades
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Autoeditado (2016-01-05)


Megadeth - Dystopia

ディストピア (デジタルミュージックキャンペーン対象商品: 400円クーポン)Dystopia
Megadeth

曲名リスト
1. The Threat Is Real
2. Dystopia
3. Fatal Illusion
4. Death from Within
5. Bullet to the Brain
6. Post American World
7. Poisonous Shadows
8. Conquer or Die!
9. Lying in State
10. The Emperor
11. Foreign Policy

xx. Me Hate You (Japanese Edition Bonus Track)
xx. Melt the Ice Away (Spotify Bonus Track)
xx. Look Who's Talking (iTunes & Best Buy Bonus Track)
xx. Last Dying Wish (iTunes & Best Buy Bonus Track)

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「四天王」には二種類あって、
ゴルベーザ四天王のように明らかに格上の中ボス的存在が一人いるパターンと
全員の地位が横一線にあるモノマネ四天王的なパターンとに分かれる。


スラッシュ四天王の場合は、セールスだけを見るなら
METALLICAぶっちぎりなので前者に近いんだけど
まあ本来の立ち位置からすると四者四様だし後者なんでしょうね。

誰が清水アキラで誰がクリカンなのかは結構難しい問題で、
ものまね王座決定戦をまともに観たことない私が言うのもアレですけど
SLAYERはコロッケ的存在なんじゃないかな。なんとなく。
リスペクトのされっぷりが。ANTHRAXはなんだろう。ビジーフォーかなあ。


それはさておき、
四天王というものに対する興奮が最高潮に達するのは
どういう分野であっても「四天王全員が一同に会したとき」なわけです。
クライマックス的な。

四天王最弱と思われていたやつがなぜかそういう時だけ強かったり
四天王同士で共闘したりなんかしてね。胸が熱くなるよね。


そして悲しいかな、その瞬間が四天王のピークなんですね。


盛り上がりのピークを迎えた後に演者がとるべき行動は、
「舞台から退場する」か「キャラ/路線を変えて生き続ける」しかないんですけど、
どちらもできずに「ただその場にいるだけ」となってしまったら
その後はもうグダグダ。ほんとかわいそうなぐらいグダグダ。

退場するべきタイミングで退場できないというのは実に不幸だ。



さてスラッシュ四天王です。

2010年から2011年にかけ4バンドが結託して行われた
フェス出演/ツアー「The Big Four」は、
今振り返ってみればあまりにも功罪両面が大きかったなあと。


互いの恩讐を乗り越えて、という背景がファンの感動を呼んだのは確かだし、
レジェンド扱いされてはいたものの正直手放しで絶賛できるような
現在進行形活動をしていたわけではない各バンドにとって
再び注目を浴びるチャンスになっただろうし
経済効果もそれなりにあったでしょう。

その後個々の活動に戻った各バンドが、「The Big Four」を糧に
オールドファン(特に初期のファン)をも屈伏させるような
文句無しの新譜・新曲を発表してくれれば文句は無かった。
それこそ理想的な「復活」ですよね。


でも実際は……。


まあSLAYERの場合は「Jeff Hannemanの死」という新たなドラマと
Gary Holtという有能な「五人目の四天王」の加入があったので
ある意味新章の始まりという感じだったし
実際新作の鬼気迫りっぷりにも説得力があった。


一方で煮え切らない活動が続く三巨頭。
「キャラ/路線を変えて生き続ける」ことができるならまだしも、
元々そういう器用さは持ってない人たちですからね。

で、困ったことに、どのバンドもライヴで過去の名曲をやる姿は
いまだにめちゃくちゃカッコいいっつーのがまたタチ悪い。

嫌な表現をすれば完全に「懐メロやってくれりゃそれでいいよ」な
人たちになってしまった。
(これはTESTAMENTやDESTRUCTIONあたりのバンドにも言える)


スラッシュ四天王はあの「The Big Four」をもって解散すべきだった。
ここ数年は本当にそう思いますね。後付け論だけどね。


そんな中でのMEGADETH新譜。

一応「Marty FriedmanとNick Menzaが復帰?」なプチドラマはあったし
Kiko LoureiroとChris Adlerという当代きっての巧者が加入する話題性もあった。

実際問題、アルバムの出来は良いと思う。

世紀のクソ駄盤だった前作「SUPER COLLIDER」を凌駕しているのはもちろん
ここ数作の中では一番良いかもしれない。

特にChris Adlerのドラムは流石で、
誰もが不満を感じていた前任者Shawn Droverと比べると劇的に改善した。
ドラマーが代わるだけでこんなに良くなるのか、と驚愕するほど。

MEGADETH伝統の「技巧 vs 根性」なギターバトルもふんだんにあるし
そのKikoが作曲クレジットに名を連ねるPoisonous Shadowは
ちょっと変わった色合いもある。


でもそんな一級品のアルバムなのに、
どういうわけか、曲やリフがびっくりするぐらい頭に残らない。

Peace SellsやHoly Warsを押しのけてでもいいから
これは絶対ライヴでやってほしい!って曲があるかと言われると、
特にないんですよね…。

高い声がますます出なくなり、エフェクトかけてごまかして
低い声で唸ってるだけのDave MustaineのVoについても
(これライヴだとさらに歌えないだろうな…)と思っちゃったり。

正直、ストリーミングでさらっと聴いて
「おーかっちょいいー」と思ってそれで終わり、で十分な気もする。



もっかい言うけど出来はすごく良いし
「RUST IN PEACE」〜「CRYPTIC WRITINGS」期や
「THE SYSTEM HAS FAILED」のファンは絶賛すると思う。

よっぽど内容に自信があるのか、饒舌になったMustaineが
毎日毎日ツイッターで連投しまくる気持ちもまあ分かる。

B!的に表現するなら、
リスナーが何を聴きたいかを考えて作ったアルバムだと思うんだ。


でもムステインさん、あんたそんなにあざとい人でしたっけ?
安牌な現役感で満足してしまう人でしたっけ?


先鋭さと孤高性を失った四天王一角の着地点がこれだとすると、
じゃあこの先は? この路線の焼き直しを続けていく未来しかないのでは?

MEGADETHの継続は果たして本当に正解だったのか。
初期をこよなく愛する身としてはとても複雑な心境でございます。


<Apple Music>


<iTunes>


The Mute Gods - Do Nothing till You Hear from Me

Do Nothing Till You Hear From MeDo Nothing till You Hear from Me
The Mute Gods

1. Do Nothing till You Hear from Me
2. Praying to a Mute God
3. Nightschool for Idiots
4. Feed the Troll
5. Your Dark Ideas
6. Last Man on Earth
7. In the Crosshairs
8. Strange Relationship
9. Swimming Horses
10. Mavro Capelo
11. Father Daughter

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KAJAGOOGOOやIONAやSteve Hackett Band等々に在籍経験があり
現在はSteven Wilsonのバンドで活躍する
ベーシスト/チャップマンスティック奏者のNick Beggsが
Steve Hackett Bandのキーボード奏者Roger Kingと
プログレ/ハードロック/メタル業界御用達のドラマーMarco Minnemannを
迎えて結成したスーパーバンド、THE MUTE GODS。

そのデビュー作が、先頃発売されたこのアルバム。
プロデュースはRoger Kingが担当している。


特にプログレ界隈で名が売れている有名人揃いなだけに
内容もどプログレかと思いきや、
良い意味で予想を裏切る音像でとてもおもしろい。

プログレっちゃープログレなんだけど
全体的にはむしろポップロックっぽいなと感じる部分がちらほら。

2000年代MARILLION、具体的に言うと
「ANORAKNOPHOBIA」〜「HAPPINESS IS THE ROAD」あたりの音像に
近いような気がする。
Do Nothing till You Hear from Me、Nightschool for Idiots、
Last Man on Earthあたりにそれは顕著だ。


ポップロックっつっても地味で退屈なものではなく、
広範なジャンルに対応できるNick Beggsらしいひねくれメロディが
そこかしこで顔を出しておりフックは十分。

またPraying to a Mute Godの終盤やYour Dark Ideasで聴ける
ダブルトリオ期KING CRIMSONテイストのヘヴィネス、
Feed the Trollのダークなリフなどヴァリエーションにも富んでいて淡白さは皆無。

Strange RelationshipのGENESISっぽいキーボードパートあたりは
さすがRoger Kingという感じ。

ところどころで凄まじいリックをぶち込んでくるNickのベースプレイや
Marcoのドラミングも必聴です。

なおドラムはMarco以外に、SPOCK'S BEARD〜BIG BIG TRAINのNick D’Virgilioや
Steve Hackett BandのGary O'Tooleも参加。


あと本作、Voやコーラスのエフェクトが非常に良い。

ラストのFather DaughterではリードVoも担当している
Nickの娘Lula Beggsや、その他楽器のヴォイスサンプルをかぶせることで
曲の重厚感とひねくれ感に寄与している。



片手間のスーパーバンドではないことがよく分かる、
非常に練られて作られた力作。





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Melanie Mau & Martin Schnella - Gray Matters

Gray MattersGray Matters
Melanie Mau & Martin Schnella

1. Miracles Out of Nowhere
2. Digging in the Dirt
3. Point of Know Return
4. Changes
5. Swim
6. Let This River Flow
7. Curse My Name
8. Onward
9. The Storm
10. Green-Tinted Sixties Mind
11. Stop Loving You
12. The Pinnacle
13. The Grand Experiment
14. Colder Months/Peaceful Harbor
15. I See Fire (Live at the Overlodge)

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最近なかなか良いカヴァーアルバムがないなあ…と思ってたところに
素晴らしい作品が出てきた。


SEVEN STEPS TO THE GREEN DOORやFLAMING ROW等のプログレバンドで
活躍するドイツ人マルチミュージシャンのMartin Schnellaが、
同じくドイツ人シンガーのMelanie Mauと組んで作成した
アコースティックカヴァーアルバムが本作。

2015年にドイツのプログレ系インディレーベル、
Progressive Promotion Recordsから発売されている。


収録曲とオリジナルは以下の通り。

1. Miracles Out of Nowhere
 →KANSAS「LEFTOVERTURE」(1976年)収録

2. Digging in the Dirt
 →Peter Gabriel「US」(1992年)収録

3. Point of Know Return
 →KANSAS「POINT OF KNOW RETURN」(1977年)収録

4. Changes
 →YES「90125」(1983年)収録

5. Swim
 →IN FLAMES「CLAYMAN」(2000年)収録

6. Let This River Flow
 →SOILWORK「THE PANIC BROADCAST」(2010年)収録

7. Curse My Name
 →BLIND GUARDIAN「AT THE EDGE OF TIME」(2010年)収録

8. Onward
 →YES「TORMATO」(1978年)収録

9. The Storm
 →FLYING COLORS「FLYING COLORS」(2012年)収録

10. Green-Tinted Sixties Mind
 →MR. BIG「LEAN INTO IT」(1991年)収録

11. Stop Loving You
 →TOTO「THE SEVENTH ONE」(1988年)収録

12. The Pinnacle
 →KANSAS「MASQUE」(1975年)収録

13. The Grand Experiment
 →THE NEAL MORSE BAND「THE GRAND EXPERIMENT」(2015年)収録

14. Colder Months/Peaceful Harbor
 →ALPHA REV「NEW MORNING」(2010年)収録
 →FLYING COLORS「SECOND NATURE」(2014年)収録

15. I See Fire (Live at the Overlodge)
 →Ed Sheeran「X」(2014年)収録


どれも最高だが、特に良いものに★を付けた。


ご覧の通りプログレ、メタル、ハードロック、ポップス、オルタナなど多岐に渡る
新旧幅広いチョイスがまず渋い。

アコースティックにすることで新たな魅力が加わったYESの4、
原曲の核を残しつつあたかもオリジナル曲かのように仕上げた
IN FLAMESやSOILWORKの5・6、
Martin SchnellaとMelanie Mauの演奏能力・ミュージシャンシップの高さが
ストレートに反映されているMR. BIGの10や
KANSASの1・3・12など、アレンジ能力も一級品。

収録曲すべてに言えることだが、このカヴァーを通して
オリジナルの良さも改めて実感できる出来になっている点が素晴らしい。


それにしてもこの二人、めちゃくちゃ上手い。

Martin Schenellaの演奏技術や歌唱力は他バンドですでに実証されているが、
Melanie Mauの歌唱が本当に白眉。

Melanieは他に目立ったバンドもやっておらず、まったくの無名に近いようだ。
もっと注目されるべき人だと思う。


加えてサウンドプロダクションも秀逸。
プロデュース・ミキシングともにお見事。
ここまでくると知名度の低さが疑問に思えてくるほど。


公式Youtube動画を観ればそのあたりがよくわかるので
ぜひご覧ください。










なお本作、PAIN OF SALVATIONのLeo Margaritや
SEVEN STEPS TO THE GREEN DOORのMarek Arnold等がゲスト参加。


目下ヘヴィローテーション中でございます。
日本からだとGarden ShedやDisk Unionで購入可能。

スーパーおすすめ!

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