ジェイクさん、今なにやってんすか?

B00005K9VMBadlands
Badlands

曲名リスト
1. High Wire
2. Dreams in the Dark
3. Jade's Song
4. Winter's Call
5. Dancing on the Edge
6. Streets Cry Freedom
7. Hard Driver
8. Rumblin' Train
9. Devil's Stomp
10. Seasons
11. Ball & Chain

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『ARTIST A to Z』、第2回はBADLANDSです。

89年発表のデビューアルバム。
ジャケを見てもらえばわかるように、なかなか豪華な布陣ですね。

ベーシスト以外は。



ギターにはジェイク・E・リー。
ランディ・ローズの後釜としてOZZY OSBOURNE BANDに加入、
『BARK AT THE MOON』『THE ULTIMATE SIN』の2枚を残した人です。

ヴォーカルはBLACK SABBATHに一瞬だけいた故レイ・ギラン。
『THE ETERNAL IDOL』録音途中で解雇されちゃいました。

ドラムには元LITA FORD BAND~BLACK SABBATH~GARY MOORE BANDの
エリック・シンガー。
BADLANDS脱退後は、ALICE COOPER BANDを経てKISSに加入、
合間にBRIAN MAY BANDやESPをやったりしつつも、
基本的には現在に至るまで、ジーン・シモンズとポール・スタンレーにとっての便利屋となってます。
ちなみにこの人、歌がかなりうまい。

そしてベースに、ジェイクの旧友であるグレッグ・チェイソン。



いや~まさにスーパーグループ。

ベーシスト以外は。



実力派が揃ってるだけあって、アルバムの内容もかなり良いです。
一言であらわすなら、ややブルージーなハード・ロックってとこ
でしょうが、このバンドの要はなんといってもレイ・ギラン。


たとえるならトニー・マーティン(BLACK SABBATH)を
アメリカンにした感じ。
アイオミ先生が試してみたのもうなずける歌唱力です。

そしてレイの熱っぽくも渋いヴォーカルに呼応するがごとく、
ジェイクも存在感ばりばりのギタープレイを聴かせてくれます。

オジーのアルバムで聴ける、フラッシーで派手なプレイも
随所で炸裂してますが、当時よりも粘っこいギターというか、
そういう泥臭さがVoと非常にマッチしているように思えます。


これを聴いて、LED ZEPPELIN的なサウンドだと
とらえる人もいるでしょう。
個人的には、BADLANDSのキャッチーな音像とZEPとは
だいぶ距離があるように感じますが、そういったZEPに代表される
70年代ハード・ロックが好きな方にはぜひ聴いてほしいですね。


難を言うとすれば、これぞ!という決め曲に欠けることかな。
強いて言うなら“Dreams in the Dark”“Hard Driver”あたりは
それに当たりますが、確かにやや地味な印象はぬぐえないかも。


ただ、逆に言うと捨て曲らしい捨て曲がないのも事実で、
どれも非常に質が高いので安心して聴けます。

アメリカンでわかりやすいしね。

VAN HALENやPRIDE & GLORY、『SLIDE IT IN』の頃のWHITESNAKE
なんかが好きな方は結構いけると思います。

上手いギターと上手いヴォーカルがいるハード・ロックが聴きたい!
って人はぜひ。



バンドはこのアルバム発表後エリック・シンガーが脱退、
後任にRACER Xのジェフ・マーティンを入れて
2nd『VOODOO HIGHWAY』を出しました。

6年ほど前には、それまでお蔵入りになっていた
3rdアルバム『DUSK』が発売されたそうです。



しかし最近はこういう路線のバンド、少ないよね。
70年代的なものをやりつつもキャッチー、みたいなバンド。