自戒をこめて


「苦悩そのものよりも、“苦悩しているからどうするか?”
 ということの方が遥かに重要なんだ」

―― ボビー“ブリッツ”エルズワース(OVERKILL)

プログレ祭りじゃー!

PFMのチケット取りました。楽しみ。

なんかジョン・アンダーソンも4月にやってくるとか。
でもYES本体で来て欲しいよねー。


とかなんとか思っていたらENGLANDまで来日するらしいじゃないの!

http://www.clubcitta.co.jp/schedule/s0607/d01.shtml#anc060708


すげーな。
プログレってそんなにブームなんだろうか。

NEW TROLLSも追加公演決まったらしいし。
まー確実に金にはなるでしょうけど。


ENGLANDは行こうかなと思ってます。

つーかなんでいま活動してるんだこいつら。
アルバム1枚しかないけどどうすんだろ…

PINK FLOYDじゃなかった!!

行ってきましたDREAM THEATER。
1月13日東京国際フォーラムでのライヴレポを簡単に。

今後まだ追加公演があるのでネタバレが嫌な人はスルーしてね。

まあこのバンドは毎日セットリストが変わるので
あまり問題ないとは思いますが…。


震えるか? おれもだ。

Blade Runner - O.S.T.Blade Runner O.S.T.
Vangelis

曲名リスト
1. Main Titles
2. Blush Response
3. Wait for Me
4. Rachel's Song
5. Love Theme
6. One More Kiss, Dear
7. Blade Runner Blues
8. Memories of Green
9. Tales of the Future
10. Damask Rose
11. Blade Runner (End Titles)
12. Tears in Rain

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今日はちょっと異色の作品をご紹介。


みなさん、ヴァンゲリスという人をご存知でしょうか。
映画音楽の世界的巨匠です。


多くの代表作がありますが、おそらく一番有名なのが
映画「炎のランナー」のテーマ曲“Chariots of Fire”。

この曲を知らない人はいないでしょう。
曲名わからなくても絶対聴いたことあるはず。

しょっちゅうテレビ番組のBGMに使われてるし。
最近もみずほのCMで流れてますね。

あと2002年の日韓W杯公式アンセムを手がけたりもしてます。


そんな世界的有名音楽家のヴァンゲリスですが、
この人実はプログレ出身。

ギリシャにAPHRODITE'S CHILDという
プログレッシヴ・ロック・バンドがありまして、
ヴァンゲリスはかつてそこに在籍してました。
72年の『666』というアルバムが有名です。

YESのジョン・アンダーソンと
JON & VANGELIS名義で活動してたりもする。


ソロで活動し映像作品を手がけるようになってからの
作品だけでも30枚以上に渡るらしいんですが、

その中から映画「ブレード・ランナー」のサウンドトラックを
紹介してみようと思います。
ていうかこれしか持ってないんだけどね。



「ブレード・ランナー」は言うまでもなく
映画史上に残る名作SFとして有名ですな。
主演ハリソン・フォード。

おれはこの映画自体がかなり好きです。

ストーリーはもちろん、なんというかその世界観、
退廃的な美しさを感じさせる雰囲気がとてもいい。


この映画の音楽を担当したのがヴァンゲリス。

サントラ盤というと複数のアーティストの曲が
混在しているものが多いですが、
「ブレード・ランナー」のサントラは
全曲ヴァンゲリスが書いてます。

なのでムードというかトーンが一貫しており、
一つのアルバムとして純粋に楽しめる。

映画本編で使われていない曲もいくつかあるけど
別に違和感は無し。



まぁこういうサウンドトラックというのは
所詮は雰囲気モノに過ぎないし

解説するような類のものでもないので
あえてあれこれ言うつもりはありませんけど、

ひとこと言うなら
もの悲しいムードが映画とマッチしていて良いなあ、と。

うん、それだけ。



夜中に部屋を暗くしてこれを流してるとかなりいいっすよこれは。

特に“Rachel's Song”と“Love Theme”には
たまらんものがあるね。
思わず遠い目をしてしまいます。


爆音漬けの毎日に飽きたとき、
ストレスに満ちた日々の生活に疲れきったときなんかに
こういうのが聴きたくなる。

四六時中メタルを聴くのも体に良くないし。

音楽生活にもバランスが必要なのです。


というわけで、
おれにとっての安らぎの音楽をご紹介しましたとさ。



あ、映画をまだ観ていない人は一回観といた方がいいですよ。
気に入るか気に入らないかは別として。

プログレ界の渡り鳥

Danger MoneyDanger Money
U.K.

曲名リスト
1. Danger Money
2. Rendezvous 6:02
3. The Only Thing She Needs
4. Caesar's Palace Blues
5. Nothing to Lose
6. Carrying No Cross

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実質ASIA以上にスーパー・バンドだと思うのですが
なぜか地味な印象のあるU.K.。

名盤1stについてはいろんなとこで書かれているので
今日は2ndアルバムの方を取り上げたいと思います。


KING CRIMSON解散後、ROXY MUSICやURIAH HEEPなどを
転々としていたジョン・ウェットンを中心に結成された
このバンド。

78年に『U.K.』でデビューしたときのメンツは

ジョン・ウェットン(Vo, B)
エディ・ジョブソン(Key, Electric Violin)
アラン・ホールズワース(G)
ビル・ブラッフォード(Dr)

という超豪華布陣。

アルバムの方も各人の職人技をフルに活かした
スリリングかつドラマティックな内容で、
まさにプログレ史上に残る名盤であります。

超絶技巧をみせつけながらも
1~3曲目を組曲のように構成するなど
完成度が異様に高いところはさすがといったところですが、

それと同時に
どこか冷たい感触がするのも1stアルバムの魅力です。

今ふと思ったんだけど
DREAM THEATERの『IMAGES AND WORDS』とか『AWAKE』って
『U.K.』の雰囲気を参考にしてるんじゃなかろうか。
都会的なところがなんとなく似てる。


さて、これだけの名盤をつくっときながらも
バンドはあえなく崩壊。
それぞれ個性が強すぎるメンバーばかりなんで
当然といえば当然でしょうか。

結局ホールズワースとブラッフォードが脱退。


バンドは後任ドラマーにこれまた超絶職人のテリー・ボジオを迎え、
トリオ編成として再出発。
79年に2nd『DANGER MONEY』を発表します。

これも1stに負けず劣らず素晴らしい内容。

ジョン“超ポップス志向”ウェットンの発言力が強くなったのか、
前作に比べると若干キャッチーになった感はありますが

それでも後のASIAほどポップではなく
まだ十分にプログレッシヴ。

そんな折衷性が見事に結実しているのが
2曲目の“Rendezvous 6:02”ではないでしょうか。

ウェットンの素晴らしいヴォーカルを
フィーチュアしたバラードです。
バラードですが、変拍子。

変拍子をここまで自然に聴かせるところがすごいですね。
名曲。


またこの作品は、ギターレスとなり
キーボード(とヴァイオリン)の音が主体になっていることもあって
EMERSON, LAKE & PALMERを思わせる部分がちらほら。

“The Only Thing She Needs” “Carrying No Cross”なんかは
「クラシカルな要素を抜いたEL&P」的な感じがします。

エディ・ジョブソンがとてもいい働きをしてますね。
ヴァイオリンが曲を引っ張る“Caesar's Palace Blues”も良い。

ボジオがすごいのは言うまでも無し。


しかしながらバンドはこのあと
来日公演を収録した『NIGHT AFTER NIGHT』を発表して解散。

ウェットンはソロアルバムを発表したり
WISHBONE ASHやATOLLに一瞬入ったりした後
よりポップな方向性を目指したASIAを結成し全米1位をとる、と。

常々「自分はポップ・ソングの人間」と強調する
ウェットンからしてみれば
U.K.では満足できなかったんでしょうかね。


ちなみにあの“Starless”ですら、ウェットンが書いた時点では
4分間の曲だったそうな。

「それをバンドに渡したら12分の曲になったんだよーあはは」と
後年インタビューで答えているのをどっかで読みました。



ということで、U.K.に関してはライヴアルバムをいれても
計3枚しか出してないので興味のある方はまとめてどうぞ。


とりあえず1stは聴いてほしいな。
ウェットンの声もこの頃と初期ASIAが一番いいと思う。

けみこーうぉーふぇあー!

圧倒的じゃないか! KING'S-EVILは!


高校時代行きつけのCD屋の店長(山田さん)に薦められて
アルバム購入、衝撃を受けたあの日を思い出しましたよ。

その1枚しか出してないらしいんだけど何で?
忙しいのかな。働きながらバンド活動って大変そうだしなあ。

まーライヴは最強にすごかった。
ずっと観たいと思っていたので今回観れて良かったです。
誘ってくれてさんきゅーカネオ。


COCOBATもすさまじかったね。
ヴォーカルの人がゴルゴにしか見えない。

あとOUTBURSTヴォーカルのTシャツが
HELLHAMMER(CELTIC FROSTの前身バンド)だったのにはウケた。
マニアックすぎだよ!

こうなったらおれも
LONDON(ニッキー・シックスがMÖTLEY以前に在籍したバンド)の
Tシャツを着るしかない!


ねぇよそんなもん。

英国仁侠メタルへの誘い

Filth Hounds of HadesFilth Hounds of Hades
Tank

Album Tracks
1. Shellshock
2. Struck by Lightning
3. Run Like Hell
4. Blood Guts and Beer
5. T.W.D.A.M.O.
6. Turn Your Head Around
7. Heavy Artillery
8. Who Needs Love Songs
9. Fifth Hounds of Hades
10. (He Fell in Love With a) Stormtrooper

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メタル好きなくせにTANKを聴いてないってやつがいたら
そいつとは話をしたくない、と思わず暴言を吐きたくなる
ぐらいカッコいいのでみんなTANK聴くように。

以上!










いやもう本当にこれで終わらせたいぐらい
問答無用のバンドなんですけどね。


個人的に一番好きな曲は
4th『HONOUR & BLOOD』のタイトル曲ですが、

まーやっぱり82年の1st『FILTH HOUNDS OF HADES』に
尽きるでしょうこのバンドは。


リーダーのアルジー・ワード(Vo,G)が元DAMNEDということもあって
パンク風味というか暴走ロックンロール系のメタルであります。

“MOTÖRHEADの弟分”という呼称がそのまましっくりくる感じ。
プロデューサーが“ファスト”エディ・クラークってとこも
多分に関係してるんでしょう。



しかし同系統とは言ってもやっぱり違いはある。当然ですが。

MOTÖRHEADはレミーの個性があまりにもすごく、
あそこまでのアクの強さはTANKにはないですが、

その一方こちらのほうが
よりドラマティックというか劇的な雰囲気が強いので
MOTÖRHEADよりもメタル寄り、と言えるかと思います。


そういうTANK流メタルが完成されるのが
『HONOUR & BLOOD』あたりの時期であり、
この1stの時点ではまだ猪突猛進色が強いですが
それでも十分に個性的でカッコいい。

超硬派なスタイルで押し通す中にも
さりげなく泣きが炸裂するところが英国ですねぇ。


捨て曲、ないです。
リフのたたみかけがもう最高。
頭振るための音楽だなーって気がします。


NWOBHMはじめ80年代初頭の英国メタルって
リフがカッコいいバンドが多いですよね。

IRON MAIDENだけじゃなくて
このTANKやSAXON、RAVENあたりも
もっと評価されて然るべきだと思う。


あとTANKはやっぱりアルジーのヴォーカルが渋い。

ヘタウマ系というか独特の味があっていい感じです。
哀愁が漂ってますね、声に。
この人が歌わないとTANKは成立しないでしょう。



SODOMがこのアルバムの“Turn Your Head Around”を
カヴァーしていることに象徴されるように
スラッシュ・メタルの原点の一つでもあります。

その意味でもスラッシャーは必聴。
いやほんとリフが最強ですから。
スラッシュ好きなら気に入るはずです。


最近のなまっちょろいヘヴィ系バンドなんかより
TANKとかMOTÖRHEADのほうが断然クールだと思うんだけどなあ。

こういう男くさいのが好まれないのはなぜなんだろうか。



完成度が高いのは『HONOUR & BLOOD』の方なんで
そっちも併せて聴いてください。
“The War Drags Ever On” “Honour & Blood”は
やばいぐらいの名曲。

ちなみに、15年ぶりの新作として2002年に発売された
『STILL AT WAR』が一番新しいアルバムですがそれはまあまあ。


とりあえず男ならTANKを聴いとけよと。