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きょうは

面接と面接の合間がけっこーヒマだったので
ひっさびさにCDを買いに行きました at 御茶ノ水。


SOUNDGARDENとかCAMELとかKAIPAとか
QUEENSRŸCHEの『OPERATION: MINDCRIME Ⅱ』とか、
いつものごとく10枚ほどまとめ買い。



で、店頭で見つけて
あぁそういや出てたのかーと思って買ったのが
デイヴ・ギルモアのソロ新譜『ON AN ISLAND』。

まだあんま聴いてないけどなかなか良いです。
後期PINK FLOYDをもうちょいソフトにした感じで美しい。

やっぱりこの人のギターは最高!

再結成しないのはわかったから
『P.U.L.S.E.』のDVDも早く出しなさい!


DVDと言えば、TESTAMENTの去年のライヴDVD。
日本盤が明日出るらしいです。

ジョン・テンペスタも参加したライヴらしいから
これは買わなあかん。



でもまぁCD買いに行くのは楽しいね。ほんとに。
金と相談しながら何買おうか迷ってる瞬間が幸せ。


おかげでおもいっきり面接に遅刻しましたけど。
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PV集を出してほしいバンド第1位

Jupiter's DarlingJupiter's Darling
Heart

曲名リスト
1. Make Me
2. Oldest Story in the World
3. Things
4. The Perfect Goodbye
5. Enough
6. Move On
7. I Need the Rain
8. I Give Up
9. Vainglorious
10. No Other Love
11. Led to One
12. Down the Nile
13. I'm Fine
14. Fallen Ones
15. Lost Angel
16. Hello Moonglow
17. How Deep It Goes
18. Fallen Ones (Acoustic)

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ギターの弾き方が世界で一番カッコいいのは、
誰が何と言おうとHEARTのナンシー・ウィルソン様なのである。


ジミー・ペイジやスラッシュやザック・ワイルドや
エディー・ヴァン・ヘイレンやマイケル・シェンカーや
デイヴ・ムステインやアンガス・ヤングや
ダイムバッグ・ダレルやアレキシ・ライホも確かにカッコいいが、

残念ながらこの御方にはかなわない。

とおれは思っています。マジで。

気になる人はYoutubeにいって「Wilson Crazy on You」で
検索かけて動画を観てみるとよろしい。



まぁナンシー個人はともかくとして、

HEARTというバンドは30年のキャリアがあるにもかかわらず
いまいち日本では評価されていないように思えます。


アン・ウィルソン(Vo)とナンシー・ウィルソン(G, Vo)姉妹が
中心となるHEARTは75年に『DREAMBOAT ANNIE』でデビュー、

アコースティックとハード・ロックを織り交ぜた
LED ZEPPELINを彷彿とさせる音楽性で第一次黄金時代を築きます。


ZEPっぽいと言っても当初からすでにオリジナリティ十分で、
“Crazy on You” “Barracuda” “Magic Man”などの
代表曲が70年代だけでもかなりある。

特に“Crazy on You”はHEARTならではの名曲。



その後80年代初期に一次低迷するものの、

かなり大胆な路線改革をおこなって
85年に全米1位となる『HEART』で復活。


80年代のHEARTはそれまでの叙情メロディを強調かつキャッチー化、
さらにアンのヴォーカルをおもいっきり前面に出して
洗練された産業ロック的な方向性を選択。

これが大当たり、70年代を遥かに上回る成功を収めます。


特に『HEART』、『BAD ANIMALS』(87年)、『BRIGADE』(90年) の
“HEART三部作”はその素晴らしい内容からいずれも
全盛期を象徴する名盤であり、

この3枚からのシングル
“What About Love?” “These Dreams” “Alone” “Never”
“All I Wanna Do Is Make Love to You”などは
いずれもチャート10位以内に入る大ヒットとなりました。



これらのイメージが強いのか
なにかとバラード・バンドと思われがちなHEARTであり、
実際おれもバラードの美しさが最大の魅力だと思ってはいますが、

攻撃的なサウンドを聴かせるのも80年代HEARTの特徴。

『HEART』の“Shell Shock”や『BRIGADE』の“Wild Child”、
“Tall, Dark, Handsome Stranger”などは
ハード・ロックとして一級品です。


そういう曲をやってもサマになるのは
やはりアン・ウィルソンが歌っているからでしょう。


この人の歌唱力はケタ違いです。

女性ロックヴォーカリスト史において、アンは
ジャニス・ジョプリンの次ぐらいに来る人だと思いますね。

ジャニスほどの狂気・カリスマ性は無いですが、
キャッチーでメロディアスなハード・ロックを歌わせたら
アン・ウィルソンは天下一品。

その歌唱が最も映えているのが『BRIGADE』でして、
曲の出来から言ってもこのアルバムが最高傑作なのは疑いない。



しかしながら90年代に入ると人気も低迷。

95年にアコースティック・ライヴ・アルバム
『THE ROAD HOME』(プロデュースはジョンジー)を発表して
バンドは活動休止。


その後アンはTHE BEATLESのトリビュート・バンドなどで活動、
ナンシーは夫キャメロン・クロウ監督の映画音楽を担当したり
またウィルソン姉妹としてもちょこちょこ活動していたんですが

2002年にHEARTとして再始動。
その復活アルバムが2004年の『JUPITER'S DARLING』です。


全盛期である80年代の音楽ではなく、
アコースティック・サウンドをフィーチュアした
どちらかというと70年代HEARTな音楽性に回帰しております。
より自分たちのルーツに忠実に。

内容はなかなか良いですが、
あまり肩肘張らずにリラックスしてやっている印象が感じられる。

やりたいことを自由にやってる感じがしますね。
ところどころ今風のけだるくヘヴィな雰囲気もあります。


キャッチーな“Make Me”や“The Perfect Goodbye”も良いけど、

このアルバムはナンシーがリードヴォーカルを
とっている曲の出来が素晴らしい。


アンがべらぼうにうまいので陰に隠れがちですが、
ナンシーもかなり歌唱力のある御方。

『JUPITER'S DARLING』では計5曲ありますが
昔からナンシーが歌う曲というのも結構あって、
彼女が歌った“These Dreams”は全米1位にもなってます。


姉のアンほどパンチは効いてないですが、
ナンシー独特の繊細で色っぽい声が最高ですね。

7曲目の“I Need the Rain”、
いたって普通のアコースティック・バラードなんだけど
おれはこれが大好きです。
切なく歌い上げるナンシーがとてもいい。



御年50歳になるウィルソン姉妹。

さすがに今ではおばちゃんになっちゃったけど、
ナンシーってめちゃくちゃ美人なんですよ。

あの美貌でアグレッシヴにギターを弾かれるとたまらんね。
巨乳だし。

ギターを弾くカッコよさは今でも変わりません。


そして膨張し続けてドラえもんになってしまった
アン・ウィルソンについては触れません。



「女がやるロックなんて興味ねぇ。ヤワだし」とかいう理由で
いろんなバンドが無視されているのは非常に残念。

HEARTはいいっすよ、ほんとに。



ついでに書いとくと
この『JUPITER'S DARLING』でベース弾いてるのは
元ALICE IN CHAINS~OZZY OSBOURNE BANDのマイク・アイネズ。

&ジェリー・カントレルがゲスト参加。

さらに前作(といっても93年ですが)『DESIRE WALKS ON』では
同じくALICE IN CHAINSの故レイン・ステイリーが
ゲスト参加してたりもします。

鮫肌男とLAメタル

Once Bitten ...Once Bitten...
Great White

曲名リスト
1. Lady Red Light
2. Gonna Getcha
3. Rock Me
4. All Over Now
5. Mistreater
6. Never Change Heart
7. Fast Road
8. On the Edge
9. Save Your Love

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「LAメタル」の定義というのは実にむずかしい。


結局、音楽性がどうこうとか言うよりも
アメリカにおける一つのハード・ロック・ブームでしか
なかったわけですよ。


いわゆる「LAメタル」に分類されるバンドの中で成功したのは、
はっきり言ってMÖTLEY CRÜEだけです。


まぁ初期BON JOVIはLAメタルだとか言ってもいいんですけど
いまさらあのバンドを「LAメタル出身」と位置づけるのも
なんだかなぁという感じ。

そもそもLAじゃなくて東海岸のバンドだしねBON JOVIは。


SKID ROWとかGUNS N' ROSESについても、
彼らはLAメタルブームが収束しつつあった時期に
出てきたバンドですからちょっと無理があるし。



というかおれ自身、
MÖTLEY CRÜEをLAメタルの範疇に入れることさえ違和感を覚えます。


「LAメタル」というイメージが音楽性に当てはまるのは
せいぜい2ndの『SHOUT AT THE DEVIL』まででしょう。

それ以降のあのバンドというのは
普通の(と言っては語弊があるけど)大衆ハード・ロックです。

音楽的にもパブリック・イメージ的にもね。


それについてはまたいずれ書こうと思いますが、


ともかく世間一般の「LAメタル」という言葉に対するイメージ、
“能天気お気楽系パーティー・ロック”というイメージに忠実なのは

正直RATTとPOISONぐらいなんじゃないでしょうか。



要は、一口にLAメタルといってもいろんなバンドがいるんですよ、
ということを言いたいわけです。


たとえばスラッシュ・メタルというジャンルだって
SLAYERとMEGADETHの音楽は全然違うでしょ?

プログレだってそうで、
YESとPINK FLOYDなんか共通点を探す方が難しい。

それと同じことです。


まぁ当たり前っちゃあ当たり前なんだけど、

どうもLAメタルの場合はみんな一緒くたにされて
「軽い」という偏見をもたれているような気がしてならない。



確かにしょぼいバンド、ダサいバンドが多いのは事実です。

だからこそブームはすぐに終わったわけだし
いまなお活動を続けているバンドもあまりない。

でも中には、カッコいい魅力をもったバンドもいるんですよ。



その一つがGREAT WHITE。

同時期で言えばCINDERELLAなんかと共に、
ブルージーなハード・ロックという渋い音楽性で
他のLAメタルバンド群とは一線を画したバンドです。


ここのリーダーであるジャック・ラッセル(Vo)は、
LAメタルというジャンルの中においては
おそらく最も歌唱力がある人です。

“現代のロバート・プラント”と呼ばれることもあるほどで、

実際このバンドは『GREAT ZEPPELIN』という
全曲LED ZEPPELINのカヴァーで占めたライヴ・アルバムを
発表しています。

選曲もしっぶいし、パフォーマンスもなかなかよい。

まぁバンド全体の演奏というよりは
ジャックの歌の巧さを知らしめるためのアルバムだとは思いますが。


ジャック以外のメンバーも、
ギターのマーク・ケンドールをはじめ実力派が揃ったバンド。

ドラムはちょっと軽いけどね。



そんなGREAT WHITEの3rdが『ONCE BITTEN...』でございます。

これはLAメタルの中でも一際輝く名盤。


前作『SHOT IN THE DARK』でもブルーズ的要素が聴き取れますが
この3rdでそれを個性として開花させることに成功しています。


もうとにかく“Rock Me”に尽きますね。

この曲は本当に素晴らしい! 超名曲だと思います。


軽快なシャッフル調のリズムに乗せて
緩急織り交ぜたメロディを歌い上げるジャック、

徐々に盛り上がっていき最後でいっきに爆発という劇的な構成。
アウトロのギターソロも鳥肌もの。

最高に渋い。


この抑制されたムードというか、
決して突き抜けていくことがない湿った感じがいいんですよ。

ある種おしゃれでアダルトな雰囲気を持っているところは
GREAT WHITEならでは。


間違いなくLAメタル最強の曲の一つです。

“Rock Me”1曲のためにこのアルバムを買っても損はない!
と言い切りたい。



ラストを飾るバラード“Save Your Love”も感動的だし、

“Lady Red Light” “Fast Road”といった疾走感溢れる
典型的なアメリカン・メタルもあったりと楽曲は粒揃いなんですが

やっぱり“Rock Me”の出来がずば抜けてると思いますね。


ジャック・ラッセルは本当にいい声をしてるなぁ。

うまいと評するよりも、
こういうブルージーなハード・ロックを歌うのが
相当ハマってると言った方がいいかも。




このアルバム以降、GREAT WHITEはそのブルージーな方向性を
さらに追求していくことになり、

良く言えば渋い音楽、悪く言えば少々退屈な音楽へと
シフトしていってしまうので

そのあたりはまぁ残念なんですが、


『ONCE BITTEN...』はブルーズとハード・ロック/メタルが
非常にいいバランスで融合した傑作。

このアルバムを無視するのはちょっともったいないですよ。


2nd『SHOT IN THE DARK』と併せてぜひ。

ちなみに去年リマスター再発されてます。

KISSが

7月に来日、「ウドーフェスティバル」に出演するらしいですね。



で、ウドーフェスティバルって何?

KISSが出るんだから他にも大物が出るのかしらん。
2年前のロック・オデッセイみたいな感じなんだろうか。


今年のサマソニは今のとこ観たいバンドが
METALLICAとTOOLだけだからなぁ…。

ウドーのほうに期待してみようかなぁ。

たまにはこういうのも

Tango in the NightTango in the Night
Fleetwood Mac

曲名リスト
1. Big Love
2. Seven Wonders
3. Everywhere
4. Caroline
5. Tango in the Night
6. Mystfied
7. Little Lies
8. Family Man
9. Welcome to the Room...Sara
10. Isn't It Midnight
11. When I See You Again
12. You and I, Part II

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CHICKEN SHACK、SAVOY BROWNと共に
“英国三大ブルーズバンド”として有名なFLEETWOOD MAC。

ですが、1975年以降のこのバンドは
ブルーズでもなんでもありません。

モロにポップスです。


1967年に結成されたFLEETWOOD MACには当初
ピーター・グリーンという有名なギタリストがいて、

69年のコンピレーションアルバム『ENGLISH ROSE』は

後にSANTANAで有名になる“Black Magic Woman”や
AEROSMITHのジョー・ペリーがライヴでしょっちゅうカヴァーする
“Stop Messin' Around”などが収録されていることもあり

今でもブルーズの名盤として語り継がれているようです。


その後ピーターがドラッグ問題で脱退、バンドは

クリスチャン・マクヴィー(Key, Vo)
リンジー・バッキンガム(G, Vo)
スティーヴィー・ニックス(Vo)

といったメンバーを加入させ、
75年に『FANTASTIC MAC』で新たなスタートを切るわけです。



それ以降のFLEETWOOD MACの音楽というのは
新メンバー3人の個性の異なるヴォーカルをうまくフィーチュアした
良質のポップ音楽で、この方向転換によって大きな成功を収めます。


世間一般的には、このバンドで一番有名なアルバムは
おそらく77年の『RUMOURS』(邦題:『噂』)でしょう。

“Dreams”を筆頭に4曲がシングル・カットされ、
アルバム自体も1600万枚以上のセールスをあげるという
驚異的なヒット作となり、

何十週にもわたって全米1位の座に君臨したアルバムです。


その後バンドの成功と並行して
メンバーそれぞれがソロ活動を行い、
各人がそちらの活動を活発化。

特にバンドの顔であるスティーヴィー・ニックスはソロでも
ヒットを飛ばしていきます。

こうなるとバンドの方が崩壊するのも当然の成り行きというか、
結局今日紹介する87年の『TANGO IN THE NIGHT』を発表して
リンジー・バッキンガムが脱退、
その後一枚アルバムを作ってバンドは解散。


とまぁ、大まかな歴史を語るとこんなとこですが、
正直言っておれはFLEETWOOD MACについてあまり詳しくありません。


ブルーズ時代のアルバムも、一枚も聴いたことがないので
このバンドの本質がどうとかそういうことは語ることができませぬ。

勉強不足で申し訳ない。



よって今日は『TANGO IN THE NIGHT』というアルバムを
単体で扱っていこうと思うんですが、

これに関しても、単純に「いい作品だな」と思っただけ。


そもそも大ヒットアルバムの『RUMOURS』の方が、
おれにとってはちょっと物足りなかったんですよね。

あまりにも軽すぎて。


おれはスティーヴィー・ニックスのソロ曲“Edge of Seventeen”を
きっかけとしてこのバンドに辿り着いたんですが、

とりあえず一番有名な『RUMOURS』を聴いてみると
予想以上に普通のポップスでちょっとがっかりでした。


“Dreams”あたりは確かに名曲だと思うけど、
はっきり言って他のバンドがカヴァーしているヴァージョンの方が
カッコいいし(おれにとってはね)、

アルバム全体としてもなごやかすぎて面白くない。


で、たまたま店にあった『TANGO IN THE NIGHT』も
一応聴いてみたら、こっちはなかなか良い! と思ったのです。


まぁこっちも普通のポップスっちゃあポップスなんですけど、
『RUMOURS』みたいにほんわかしてないとこがいいですね。

バンドの内部事情とかも影響してるんだと思いますが、
メロディに哀愁があって暗い雰囲気漂ってるとこがよい。


声質がまったく違う3人のヴォーカルが
うまく活かされてると思うし、

あとこれは87年という時代的なものもありますが
なんとなく産業ロック的な音楽性なんですよね。

JOURNEYとか80年代HEARTに通じるものがあるかと。


“Little Lies” “Isn't It Midnight”は特に素晴らしい。
こういう曲、好きです。

スティーヴィー・ニックスも実に色っぽい声をしてますが、
この2曲でリード・ヴォーカルをやっている
クリスチャン・マクヴィーの声もいい感じ。



ここまで来ちゃうともはや60年代のFLEETWOOD MACとは
完全に別次元なんでしょうし、実際77年の『RUMOURS』と比べても
別物の音楽だと思います。

まぁでも、おれにとっちゃあそんなことはどうだっていいね。
別にこのバンドのマニアでもないしさ。

ファンの方々には怒られるだろうけど。



『TANGO IN THE NIGHT』、全然ロックではないですし
おれも積極的に聴いたりすることはないので

別におすすめしようとは思いませんが、

なんにも考えたくない時、ボーッとしたい時に
このアルバムを流したりしてます。

鍵盤馬鹿一代

Emerson Lake & PowellEmerson, Lake & Powell
Emerson, Lake & Powell

曲名リスト
1. The Score
2. Learning to Fly
3. The Miracle
4. Touch and Go
5. Love Blind
6. Step Aside
7. Lay Down Your Guns
8. Mars, The Bringer of War
9. The Loco-Motion
10. Vacant Possession

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思うに、キース・エマーソンという人は
あまりにも天才すぎたのではないでしょうか。
その絶頂期において。


EMERSON, LAKE & PALMERの音楽は、
エマーソンの才能がすべてだとおれは思います。

もちろんグレッグ・レイク、カール・パーマーという
強力な個性を持ったメンバーとのぶつかり合いが
大きな魅力であるのは認めますが、


もし仮にレイクではなくジョン・ウェットンが
最初からバンドにいたとしても、

おそらく『TARKUS』などの名盤は生まれていたでしょう。


まぁそれはちょっと言い過ぎかもしれませんが
それほどに全盛期のキース・エマーソンというのはすごい。



“Tarkus”や“Karn Evil 9”などの代表曲の中にあるのは
エマーソンのすさまじいまでの表現欲求です。

曲としての綿密な構成は当然あるんでしょうけども、
そんなレベルを超越した爆発力みたいなものを感じますね。

極端に言えばやりたい放題やっているという感じ。
もう弾きたくて弾きたくてしょうがない、みたいな。


エマーソンのすごいところというのは
こうした、限りなくロックンロールに近い精神性を
持ち合わせているところなんじゃないかなと。

それを表現する際に
卓越した技術力、クラシックな音楽に対する優れた解釈力が加わり、
完璧なものに仕上げる。


もはや直感のなせる業であり、
まさに「天才」以外の何者でもない。



こうした衝動感覚というのはたとえば
KING CRIMSONの“21st Century Schizoid Man”と同質のものであり

現在で言うならTHE MARS VOLTAあたりの音楽と
共通するものなのではないかと思うのです。


ゆえに『TARKUS』や『BRAIN SALAD SURGERY』といったアルバムは
プログレの名盤、というよりロックとしての名盤であって、

特にプログレが好きじゃない人も
そのすごさをぜひ体験してもらいたいと思いますね。



補足するならそうした表現欲求を持った、
悪く言えばエゴを持ったエマーソンに負けないぐらい

残りの2人も自意識が強かったという点もあるでしょう。


相当仲悪かったらしいですからね、このバンド。

とにかく全体を仕切る人間がいない。
三人ともおれが、おれが、みたいな。

そこがめちゃくちゃカッコいいんですけど。



で、そういうぶつかり合いがピークに達したのが
『BRAIN SALAD SURGERY』だと思います。

もうここでエマーソンは
すべてを出し尽くしてしまったんじゃないでしょうか。

あまりにもすごい天才というのは
その山を越えてしまうと辛いものがありますね。



この後に『WORKS VOLUME Ⅰ』という、
レコード2枚組にして各面がメンバーのソロプロジェクト、
最終面にEL&Pとしての曲を収めるという構成の
アルバムを出してしまったことからも

「バンドとしてやることがもう無い」感が漂っているし

また実際に時代の流れの中にあっても、他バンド同様
プログレ衰退の波に飲み込まれて解散してしまう。




はい、それでようやく今日の本題であります。


その後80年代に入って
ポップ・バンド化したGENESISやYESの成功、
またスーパー・バンドASIAの全米1位なんかもあって
プログレ再評価の時代へと突入、

もちろんエマーソンとレイクもEL&P再結成を画策。


しかしASIAが軌道に乗っているためカール・パーマーが参加を拒否、
2人は同じイニシャル「P」のコージー・パウエルに
白羽の矢を立てるわけです。


そしてEMERSON, LAKE & POWELLとして活動開始。



ここで聴かれる音像は往年のEL&Pとはまったく別物です。


ASIAと比較されてもおかしくない、80年代プログレな音ですね。
エマーソンの使用楽器の変化が
バンドの雰囲気を大きく変えています。

全体的にもグレッグ・レイクの歌唱を中心にした
割とポップでキャッチーな印象。


まったくの別バンドと言ってもいいぐらいだし、
よってかつてのEL&Pを求める人たちにとっては
とんでもない駄作でしょう。



でもおれは、これはこれで悪くないと思う。

ていうか、この時代に生きる上でのセオリーを踏まえながらも
かなり賢くやっているのではないか、と。


昔のような暴走感覚はゼロだし
そこから生まれる緊張感というものはありません。

しかし、それとは別質ではあるけれども
「緊張感」が確実に音の中に存在していることは、
“The Score”、“The Miracle”を聴けば分かる。



正直ASIAよりも硬派ですよ。

ホルストの「火星」を編曲した
“Mars, The Bringer of War”も素晴らしい出来だし、

キャロル・キングのカヴァー“The Loco-Motion”もカッコいい。

天才的解釈センスという面では
エマーソンがいまだに健在であることが感じられます。



こういう勇壮なムードというのは言ってしまえば
ハード・ロック的な感覚なんですが、

もともとそういった側面も持ち合わせている人たちだし、
何よりこういう音楽をやるんであれば
コージー・パウエルを選んだのは正解。


というより、カール・パーマーが叩いていたら
これほど引き締まった作品にはならなかったと思います。



コージーのドラムはオカズが個性的なのもあるんですが、
第一にこの人はとにかく音がデカいんですよね。

特にスネアの音がハンパない。アタックが強烈に重くて硬い。

コージーが叩けばボトムが安定するし、
ハードでエネルギッシュなビートに変わります。

どのバンドに入ってもそうです。
「あ、コージーだな」ってすぐ分かる。

すごい人ですね。



しかしながら、
ある意味でパーマー以上に個性が強い人だから…かどうかは
分かりませんが結局この1枚でコージーは脱退。

そして例のごとく仲の悪いエマーソンとレイクが対立、
プロジェクトはあっという間に解散。

商業的にも失敗した作品になってしまいました。

ちょっともったいない。



ということで、オリジナルEL&Pとは
別バンドとして聴いた場合、なかなか良いですよということで
EMERSON, LAKE & POWELLを今回取り上げてみました。


しかしやはり…
これを聴いた後『BRAIN SALAD SURGERY』を聴くと
後者の密度・テンションの高さに唖然としてしまいますな。


オリジナルEL&Pに関しては90年代に入って
再結成とかあるんですが、

やっぱり70年代で完結したバンドでしょうね。

べすてぃあーる いんべいじょーん!

Live Discharge: 20 Years of Total DestructionLive Discharge: 20 Years of Total Destruction (DVD)
Destruction

曲名リスト
1. Curse the Gods
2. Nailed to the Cross
3. Wacken-Before the Show
4. Eternal Ban
5. Mad Butcher
6. Life Without Sense
7. Machinery of Lies
8. Thrash Till Death
9. Destruction on Tour
10. Metal Discharge
11. The Butcher Strikes Back
12. The Antichrist (Medley)
13. Reject Emotions (Medley)
14. Release from Agony (Medley)
15. Tears of Blood
16. Marc Drum Solo
17. Tormentor
18. Destruction Worldwide
19. Invincible Force
20. Bestial Invasion Fuck Up
21. Bestial Invasion
22. Wacken-After the Show
23. Bullets from Hell
24. Pratteln-Backstage Aftershow
25. Total Disaster

Additional Bonus Tracks on DVD:
More of Destruction Live Specials
Australian Tour Special
Interview: 20 Years of Destruction
Videoclips
Audio Discography
Picture Gallery

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昨年のスラッシュ・ドミネイション05において

DESTRUCTIONのシュミーアこそが“ドイツのメタル・ゴッド”
であることが見事に証明されたわけですが、
(もちろんKREATORのミレもね)


今日はそんなDESTRUCTIONのDVDをご紹介。


これはカッコよろしいですよ。

2002年&2003年のライヴ映像で本編が構成されていますが、
臨場感たっぷりで最高に興奮します。


いきなり“Curse the Gods”ですからね。
たまらんですね。

その“Curse~”とか“Mad Butcher”、“Reject Emotions”
“Bestial Invasion”などといった過去の名曲群はもちろん、

“Thrash Till Death”や“Metal Discharge”、
“Bullets from Hell”あたりの最近の曲も非常にカッコいい。


昔の曲とは多少リフの質が変わっていることは確かですが、
こうしてライヴの流れで聴くとまったく違和感ないし

なにより思いっきりスラッシュ・メタルしてますからね。



考えてみるとDESTRUCTIONというバンドは、
まぁシュミーア脱退とかは途中であったにせよ
音楽的な回り道というのがあまり無いバンドなのではないかと。

ここまで徹頭徹尾ベタベタなスラッシュをやり続けている
バンドというのも珍しい。


あとこうして映像でみると
とにかくシュミーアの存在感がハンパじゃないです。


この人はルックスが抜群にカッコいいというのもあるし、
いまだに邪悪な雰囲気を撒き散らしているところがもう最高。

フロントマンとしてのオーラは
デイヴ・ムステインとかトム・アラヤに匹敵あるいはそれ以上
なのではないかと思います。


多少ドスの効いた感じの声にはなりましたが
唯一無二のヒステリックな歌唱は健在だし、

ベースプレイもかなり巧いことが映像で観るとよく分かる。
(スタジオアルバムだとベースが埋もれちゃって聴こえないので…)

ライヴだとどの曲もスタジオの1.5倍ぐらいの速さで
演奏されてるんですけど、

シュミーアのピッキングが速すぎ。
“Bestial Invasion”とかは特にそう。
ピック弾きだからというのもありますが、とにかく速ぇ。

さすがに歌ってる間はピッキング速度半分にしてますけどね。


シュミーアだけでなくギターのマイク、
ドラムのマークもすんごいっす。みなさん巧いなぁ。

まぁ第一線のスラッシュ・バンドでヘタな人なんていないんだけど。
ラーズぐらいか。いやなんでもない。



というわけでこのDVD、買いです。

途中でいくつかバックステージとかのオフ映像も挿入されてますが
その間もBGMが爆音で流れてるのでテンション落ちたりはしません。
疲れるけど。


ボーナス映像も
1988年のライヴとか1985年の“Bestial Invasion”などなど
盛りだくさん(後者は口パク)。

昔の演奏を観るとまーさすがに今と比べてかなり荒いですが
しかしカッコいいよね。

ツインギター時代の映像なんてかなりレアだと思う。


昔のシュミーアを見て「ニッキー・シックスに似てる」
…と思うのはたぶんおれだけでしょう。




最近スラッシュ系のDVDがけっこう発売されてますが、
ありがたいですねそういうのは。

やっぱりライヴは映像が伴うと興奮が増すもんだから。


そんな中でもこれは
SLAYER『STILL REIGNING』、ANTHRAX『ALIVE 2』と共に
スラッシャーはマストbuyなDVDだと思います。

METALLICAの『CLIFF 'EM ALL』とかも
日本盤で再発してくれないかなぁ。



しかしこの『LIVE DISCHARGE』でも観られる
ドイツのフェス「Wacken Open Air」の雰囲気はホント素晴らしい。

この「Wacken」、あと
オランダの「Dynamo Open Air」とイタリアの「Gods of Metal」
イギリスの「Download Festival(旧Monsters of Rock)」

といった欧州メタルフェスは
死ぬまでに一度は行っておきたいな。

EXTREME THE DOJO Vol.15

に行ってまいりました。


全部で4バンド、約4時間半のライヴ。

もちろんセットリストなんか覚えているわけがないので
(つーかEXODUS以外曲わかんねぇし)
各バンドの感想を簡単に。



前座は日本のEDGE OF SPIRIT。

ARCH ENEMYやDIMENSION ZEROの来日公演でも前座を務めていたので
名前ぐらいは知っていたんですが、ライヴは今回初体験。


これがなかなかよかった!

大雑把に言うならKILLSWITCH ENGAGEあたりの
メタルコア系なのかな。

激しくヘドバンしながらも演奏はタイトにまとまってたし
メンバー全員巧かったです。

ヴォーカルのMCもカッコよかったし。

うん、ライヴを観た限りではなかなか好きだぞ、おれは。



2番手はEXODUS。

あれ? トリじゃないの? と思っちゃいましたが。

でもまぁ出演順などは関係なし、
さすがはベテランといった感じで楽しめました。


それにしても名曲が多いバンドだなぁ。
ゲイリー・ホルトは最高のリフ・メイカーですね。

なんだかんだで新作のリフもカッコいいもん。

会場にあったパンフ冊子には「新作のリフは凡庸だが…」とか
書かれてたけど、あれは解せないね。


おまけに「メンバー全員ご老体で…」って書かれたりと
なんかちょっとひどい扱いでしたが

ヘヴィさとかパワフルさは
他の出演バンドに全然負けてなかったとおれは思います。


そう、やたらヘヴィだったね。
そこんとこはチューニングの関係とか
会場の音響とかのせいもあるんだろうけど

やっぱりポール・ボスタフがドラムを叩いてるのが大きかった。

ボスタフはすごいっす。スラッシュ・ドラマーとして最強。
この人がいるとすさまじい安定感ですね。
おれが今日一番観てたのがボスタフのプレイでした。

なんでSLAYERを辞めたのかいまだに謎。


ヴォーカルのロブ・デュークスも素晴らしい。
ゼトロを一回りヘヴィにした声でカッコよかった。

“Piranha”をやってくれなかったのは残念だけど、ま、いっか。



続いてNILE。

このバンドはもう…すごいとしか言いようがないっす。
あまりにすごすぎて笑っちゃった。


終始高速2バス踏みっぱなし+ブラスト。
エジプト風のメロディで先導するツインギター。
そしてフロント3人が交代でヴォーカル、全員デス声。

…シュールすぎるよ!


このメンツの中にあってかなりの異彩を放っていたし
もうなんか雰囲気が圧倒的だった。

ライヴで聴いてもまったくノれない類の音楽だしね。


こやつらはデスメタルというより
「NILE」という一ジャンルなんだなぁと、そんなことを思いました。

とにかくここで相当疲れましたです。
ただボーっと聴いてただけなのに…。



んでトリはTHE HAUNTED。

ぶっちゃけもうしんどかったので
頭の2、3曲観たあとは床に座って音だけ聴いてました。

うんまぁ、さすがにカッコよかったと思います。


観客の反応からして今日一番の人気だったみたいだし
演奏面からしてもトリが妥当といった感じ。

グルーヴ感がきっちり出せていたのがすごかったね。

曲構成とかライヴ運びとかも、
あ~今勢いに乗ってるんだな~ってのがなんとなく伝わってきた。


最後まで大いに盛り上がった……んじゃないかな。たぶん。

…すんません。途中で帰りました。相当疲れてたんです。




最後に今日一日の感想というか、
THE HAUNTEDを(実質半分ほどだけど)聴いてて思ったのは

こういうのが今のメタルなんだろうなぁ、ということ。


ハード・コアを採り入れたメタル、
いわゆるニュー・スクール・メタルというやつの
一番理想的かつカッコいい在り方でしょうね。


そして聴く側に受け入れられるのも
こういう音なんだろうなぁと感じました。

確かにTHE HAUNTEDとかが好きな人からすれば
ANTHRAXやOVERKILLは物足りないでしょうな。

それはわかる。だってカッコいいもん、THE HAUNTED。



そんな思いがありつつも

ニュー・スクール系のアルバムを一枚通して聴くのは
ちょっときついと感じてしまうおれ、

ライヴ通して熱くなるのはちょっときつかったおれ、
(実際「もう十分」と思って帰ったわけだし)

「でもやっぱりEXODUSのリフの方が断然カッコいいぜ!」
と思うおれは


やはりオールド・スクールだということなんでしょう。


ということを感じたライヴでしたとさ。




総じてどのバンドもすごかったし
とても楽しめたのは間違いないですけどね。

てか、この4つが観れて7000円はかなりお得だったと思う。
ライヴ会場である渋谷O-EASTの音響も素晴らしかった!


でもすっごい疲れたよ…。

EXODUSの出番がNILEの後じゃなくてつくづくよかった。

METALLICAが

今年のサマソニ出演ですってよ、奥さん。

う~ん。どうなんでしょうかね。
微妙なとこです。
トゥルージロはもう一回観たいけど。

他のメンツが魅力的だったら行こうかな。
たとえばアクセル氏とか…。

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