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業界の名脇役

Under the Red & White Sky/...Under the Red & White Sky
John Wesley

曲名リスト
1. Into the Night
2. None So Beautiful
3. Thirteen Days
4. Waiting for the Sun
5. She Said No
6. The Last Night
7. To Reach Out
8. Rome Is Burning
9. Our Hero
10. What You Really Want
11. Cuttin' the Tree
12. Silver

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PORCUPINE TREEのツアーギタリストとして広く名が知られる
ジョン・ウェズレイ。

ソロでも活動しているこの人はギタリストであると同時に
素晴らしいヴォーカリストでもある。

これまで6枚のソロ作を発表しているウェズレイだが、
今日は1994年のデビュー作を紹介したい。


フィッシュのツアーバンドメンバーを務めたり
ソロとしてMARILLIONの前座で演奏したりと、
スティーヴン・ウィルソンだけでなく
そのあたりの界隈とも繋がりが深いジョン・ウェズレイ。

このデビュー作もMARILLIONのRacket Recordsから発表されている。


キーボードをMARILLIONのマーク・ケリーが弾いており、
同じくMARILLIONのイアン・モズレーや
スティーヴ・ロザリーも数曲で参加。

そして全編でベースを弾いているのは
CYNICやGORDIAN KNOTで有名なショーン・マローンだ。


非常に豪華な演奏陣を従えたこのアルバム、
プログレ色は意外にも薄く、
コンパクトでシンプルなオルタナティヴ・ポップロック/SSWといった印象。

哀愁をがっつり湛えたウェズレイの男臭く切ないヴォーカルがたまらない。
派手さは無いが渋さ溢れるメロディが最高にカッコいい。
心に染み入る歌唱である。

まさにロザリー節なギターソロが聴けるThirteen Daysはじめ、
捨て曲なしの名盤だ。


少しヘヴィな音像を聴かせる2005年の4th『Shiver』や、
2014年にInside Outへ移籍して発表された6th『Disconnect』など
他のアルバムもそれぞれに異なる情景を見せつつ聴きどころ満載なので
ぜひご一聴いただきたい。



現在PORCUPINE TREEが開店休業中ではあるが、
フィル・コリンズの息子のバンドSOUND OF CONTACT(先日解散)や
BIG ELFのツアーにゲスト参加したり
ソロバンドではFLYING COLORSの前座でツアーを回ったりと
精力的に活動しているジョン・ウェズレイ。

P.TREEとして2回来日しているが、
そろそろソロバンドでも来日してほしいと切に願う。


※昨年ドイツのNight of the Progフェスに行った際、
 当初はウェズレイも出演者に名を連ねていたのだが
 諸事情で出演キャンセルとなり観ることは叶わなかった。残念。


余談だがこの人はRUSHのニール・パートとも仲が良いらしく、
プライベートで一緒にツーリングをしたりしているようだ。








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荘厳なる調べ

Iona with All Souls Orchestra - Woven CordWoven Cord
IONA

曲名リスト
1. Overture
2. Bi-Se I Mo Shuil - Part 1
3. Man
4. White Sands
5. Murlough Bay
6. Dancing on the Wall
7. Encircling
8. Lindisfarne
9. Revelation
10. Woven Cord
11. Beyond These Shores

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2014年3月にFLAIRCKと共に行われたIONAの来日公演は、
心の底から感動するものであった。

特に超名曲Encirclingでの圧倒的な神々しさには
鳥肌がおさまらず畏怖の念を感じたほどだ。


英国のフォーク/ケルティックプログレバンドIONAは
1990年のデビュー以来7枚のスタジオ盤と4枚のライヴ盤を発表している。

スタジオアルバムはどれも甲乙つけがたく、
ライヴアルバムもそれぞれに聴きどころがあるので
おすすめを問われると「全部」になるのだが、
1999年のライヴ盤『Woven Cord』をここでは挙げておきたい。



メンバーが敬虔なクリスチャンであることから
歌詞や音像に神秘的な雰囲気が宿るIONA。

このアルバムはオーケストラとの共演ということもあり、
ホーリーなムードがスタジオ音源と比べさらに倍加されている。


特にジョアンヌ・ホッグのVoの美しさは圧巻。
なにかに取り憑かれているのかと思わんばかりの存在感だ。

ギターとキーボードで八面六臂の活躍をみせるデイヴ・ベインブリッジや
現NIGHTWISHのトロイ・ドノックリー奏でるイーリアンパイプはじめ、
各メンバーの演奏も流石の一言。


特にEncirclingのパフォーマンスは震えるほど素晴らしい。

1995年の『Journey Into the Morn』収録のスタジオ音源や
2008年の『Live in London』に収録されているライヴverでもこの曲の凄さは伝わるが、
やはり『Woven Cord』収録verが圧倒的に神々しい。

前半から中盤のギターソロにかけて徐々に張り詰めていく緊張感が
ソロ明けのケルティックメロディパートで絶頂に至り、
クライマックスで場を支配する力強い歌声。

そして嵐がやんだ後に天上から降り注ぐ光のごとく
静かに、そして荘厳に響き渡るジョアンヌ・ホッグの独唱。

これほど美しくカタルシスを昇華してくれるバンドは他にない。


収録されている曲は他にも名曲揃い、
Murlough BayやラストのBeyond These Shoresなど、
息を呑むパフォーマンスが満載である。



表現力や神秘性といった意味で
ジョアンヌ・ホッグはケイト・ブッシュと同列に立つ人だと思う。
「女神」という表現が相応しい偉大なヴォーカリストだ。

そしてCLANNADやENYAといった、
同じ「ケルティック」で括られる他アーティストと一線を画すのは
やはりデイヴ・ベインブリッジの卓越した技量に拠るところが大きいだろう。


バンドとしての活動のかたわら、
ジョアンヌ・ホッグは『Uncountable Stars』、
デイヴ・ベインブリッジは『Celestial Fire』を
ソロアルバムとしてそれぞれ2014年に発表している。

いずれも素晴らしい作品なのでそちらもおすすめしておきたい。



心が洗われる至福のひと時をおためしあれ。







スペインの美声Femaleプログレ

Northern WindNorthern Wind
HARVEST

曲名リスト
1. Into the Void
2. It All Becomes Clearer
3. This Day
4. Northern Wind
5. Sending Signals
6. Something's Changing
7. Under the April Sky
8. Shadows Behind the Lilacs
9. Rush
10. Tonight
11. Colours

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PANIC ROOMやKARNATAKA、MOSTLY AUTUMN、THE REASONING、
IAMTHEMORNINGといった女性Voを擁するプログレバンドは
昨今どれもクオリティが非常に高いですが、
スペインのHARVESTによる2014年の「Northern Wind」も推しておきたい。

3rdアルバムとなるこの作品、特筆して目立つような個性は無いものの
Monique van der Kolk(オランダ系の人らしい)のVoが素晴らしい。


シンフォの流れを汲んだFemaleプログレについては
曲展開や音像に加えて「いかにVoの声が魅力的か」が重要だと感じていて、
その点このMoniqueの儚げに歌うスタイルは
ところどころでジュリアンヌ・リーガンを想起させる部分もあり
ハマる人にはたまらないんじゃないかと思う。


ハードな箇所はありつつもヘヴィにはならない、ってところで
オルタナよりもシンフォ系統寄りにいる印象だし、
バンド自体はMARILLIONが大好きらしくて
あー確かにホガース期MARILLIONの雰囲気ありますよねって感じがする。

ギターソロもおもいっきりスティーヴ・ロザリーの影響下にある音です。
(実際2012年の2ndにはロザリーがゲスト参加している)


#4のメロディや、#6・#9の曲展開はじめ耳を奪われるパート多数。

MARILLIONやALL ABOUT EVEに通じるような
美しく物悲しいメロディに浸りたい人におすすめです。


これからの季節はこういうのが染み入りますな。




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