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D'you Know Where The Fuck You Are!?

台風と共に来日した「アクセル・ローズと愉快な仲間たち」、
もといGUNS N' ROSESを観て参りました。




14時開場16時開演というわけのわからんタイムスケジュール。
オールスタンディングで前座付き。
そしていつ始まるかまったく予想がつかないバンド。

以上の点を考慮し、律儀に14時から行っても
まず体力がもたないだろうと判断。だらだら出かける。

幕張メッセに着いたのが16時過ぎ。


前座のムックとやらが始まっていたので
焼きそば食いながらぼんやり観る。

全然好きな音楽じゃないし曲もどうってことなかったが、
言われているほどひどくはないと思いました。

けっこうノリがあったし
「もう少し我慢してお付き合いください」的なMCも好感が持てた。

少なくともディルアングレ…なんとかよりはマシだろう。


客も曲終わるたびに拍手送ってたんだけど
前の方で終始「帰れー!」と叫んでる輩が一人いた。

あれはひどかったな。だったら観なきゃいいのに。

そんなこんなで17時過ぎぐらいまでムック演奏。


その後はしばらく
インダストリアルでパンキッシュな音楽が流れる。
やっぱこういうのが好きなのかー御大は。複雑な気分。

と思っていたら途中から
AC/DCやらZEP "For Your Life"やらが流れ出していい感じ。

"Ain't Talkin' 'Bout Love" "Paranoid" "London Calling"
などなどあまりにベタでなんだかなぁという感じではあったけど。



それにしてもなかなか始まらんな…と思っていた矢先、17時40分ごろ

「本日台風の影響で交通機関が乱れており、アーティスト側の
強い要望のため開演時刻を現在より30~40分後といたします」

という旨の放送が。爆笑。ぜってー違う理由だろ。

みんなも「えー」とか言いつつ
「まぁアクセルだししょうがねぇか」という感じ。



そしてもちろん40分後に登場するはずもなく、
結局ライヴが始まったのが19時過ぎ。

この時点で開場から5時間経っているわけだ。お疲れ様です。
まーでも予想してたより早かったなあ。



ちなみに「愉快な仲間たち」とは誰かと言いますと、

アクセル・ローズ(Vo, Piano)
ロビン・フィンク(G)
リチャード・フォータス(G)
ロン“バンブルフット”サール(G)
トミー・スティンソン(Ba)
ディジー・リード(Key)
クリス・ピットマン(Key)
フランク・フェラー(Dr)

8人編成。プログレか!


そしてこの日(東京二日目)のセットリストは以下。

Welcome to the Jungle
It's So Easy
Mr. Brownstone
Live and Let Die
Robin Finck Solo
Sweet Child O' Mine
Better
Knockin' on Heaven's Door
You Could Be Mine
Band Jam
Dizzy Reed Piano Solo (Angie)
The Blues
Richard Fortus Solo
Richard & Robin Solo (Beautiful & Endless Rain)
Out Ta Get Me
Axl Rose Piano Solo
November Rain
I.R.S.
Ron "Bumblefoot" Thal Solo (君が代)
Don't Cry
My Michelle
Patience
Nightrain

---encore---

Chinese Democracy
Madagascar
Paradise City



初日はすし詰め状態だったらしいんですが、
この日は台風の影響かなんなのかそれほど満員ではなかった。

初日の3分の1ぐらいの入り、と言ってる人が多く
さすがにそこまでではないと思うけどけっこう余裕があったのは確か。

なので一番観やすくて音もマシな真ん中あたりで観戦。



さて肝心の内容。


各方面では『最高のライヴ!』などと絶賛されているようですが
ぶっちゃけると個人的には「そうかぁ?」という感じです。


音が悪いのはまぁメッセだから仕方ないとして、
まずライヴの流れ自体がなんかダラダラしていました。


セットリストをご覧いただけるとお分かりのように、
頭4曲の畳み掛けをのぞくと

無駄にソロタイムが多かったりバラードが変な位置にあったり
『APPETITE~』の曲でテンションあがっても
次ですぐクールダウンしちゃったりでどうも締まりがなかった。


そしてバンドメンバーがやはりひどい。

アクセル以外で一番目立っていたのがロビン・フィンクで、
見た目はザック・ワイルドとかダイムバッグ・ダレルあたりを
連想させる野獣系の風貌でなかなかカッコよい。

ギターの腕はまぁ…スラッシュとどっこいどっこいかな。

ちなみにリチャードとのソロで弾いた"Beautiful"とは
クリスティーナ・アギレラの曲で、"Endless Rain"はXの曲。

おれは後で知ったんですけどね。

そのリチャード・フォータスは
遠目に見たらイジー・ストラドリンに似てるという点以外
存在意義がよくわからない。ギターも特に取り柄がない。


ディジー・リードのソロにある"Angie"はもちろんアレです。
ディジーはピアノ巧かったな。


3人目のギタリスト、ロン・サールについては
何でこの人がこのバンドにいるのかまったく意味がわかりません。

容赦なくタッピングとかトリッキーな技を連発。
一人だけシュラプネル。

アクセル様は一体何を考えているんでしょうか。

ロン・サールが辞めたらきっと後任には
マティアス・エクルンドが加入することでしょう。

もしくはグレッグ・ハウかアンディ・ティモンズ。


そのロン・サール、笑っちゃうほどバカテクなんだけど
ところどころで明らかに音を外していた。

それはロビンにも言えて、リフとかを間違えるんならともかく
"November Rain"の世紀に残る名ギターソロで音外すのは
どうにもいただけない。

どーせヒマなんだからもうちょい練習してこいよ。

ただロンはコーラスが異様に上手かったです。


ドラムのフランクはローレンス・フィッシュバーンに激似。以上。

ベースのトミー・スティンソンは……そんなやついたっけ?

クリス・ピットマン? だれそれ?


…とまあそんな揚げ足取りはともかく、
一番ダメだったのは8人もいるのに音に迫力が無い点。

それはロックバンドとしてダメでしょう。
BUCKCHERRYあたりを見習ってほしい。



そして御大アクセル・ローズ。

mixiとかでは「前日より声出てた!」 「アクセル絶好調!」
とか言われてますけど、うーん…

確かに出てる時は高音もガンガン出てるんだけど、
このお方は一日の中でも好不調の波が激しく
曲によって出てない時は全然声出てなかったです。

アクセルにしては良かった方だとは思うけど。

あとやはり最近の御大は
昔のようなとげとげしさというか荒っぽさが
声から消えてしまっているのでそれが少し寂しいな。


新曲は案の定かったるい。

唯一「いい曲だな」と思ったのが"Madagascar"で、

マーティン・ルーサー・キング牧師の演説や
映画「大脱走」のセリフ("Civil War"のイントロと同じやつ)を
織り込んだスケール感のある曲でなかなかよろしい。

GUNSらしいかどうかはさておき。

しかし一連の新曲を聴いているとどうもアクセルは
コンセプトアルバム的なものが作りたいんじゃないかなー
という気がしてならない。なんとなく。



演出もなんか完全にアリーナバンドで、それはまあ
『USE YOUR ILLUSION』時からすでにそうっちゃーそうなんだけど

パイロがんがん使ったり回転火花があったり。KISSか!



バンドと関係ないところでは、
毎度のことですがクリエイティヴマンコの仕切りが悪すぎ。

おれが行った日はそうでもなかったけど、
初日は最前付近のモッシュで10人ぐらいぶっ倒れて運ばれたらしい。

ラウドパークほどの戦場ではなかっただろうとは思うんだけど
確かにあのブロック分けは適当すぎる。客のマナーも悪いけどね。




そういうわけで超シビアな見方をすると以上のような感想ですが、

しかしなんだかんだ言って

客電消えて"Welcome to the Jungle"のリフが聞こえてきたときは
さすがに鳥肌立ったし、

"It's So Easy" "Nightrain" "Paradise City" "My Michelle"など
往年の名曲をあの声で歌われるとすっげー興奮します。


なによりアクセル・ローズという男がロック史上最強の部類に入る
フロントマンだということを改めて思い知った。


何年間もアルバム出さず、公の場にもほとんど出ず、
現バンドメンバーもぱっとせず、平気で何時間も客を待たせ、
また歌唱力がそれほどあるわけでもないのに

来日しただけでこんなに大騒ぎになる人間が他にいるだろうか。


名前と存在感だけでこんなに影響力を誇るアーティストは
今の世の中そうそういないでしょう。


開演時間をわがままで延ばそうが、すぐブチキれようが、
声出てなかろうが、新曲がカスだろうが、ライヴ自体が微妙だろうが、

あの声と昔と変わらないパフォーマンスとでもって
全観衆を魅了するという点でやはりこの人は偉大なのです。



個人的に好きなのはスラッシュ、イジー、ダフだし
この三人がいなければGUNS N' ROSESではないと思っていますが、

その前提としてまずはアクセル・ローズがいなければならない。

mixiに「結局AXL」というコミュニティがあるけど
まったくもってその通り。


VELVET REVOLVERの新譜『LIBERTAD』が微妙なのは…
いや微妙というのは少し語弊があって
おれは「やや好き」ぐらいなんだけど、

ともかくああいう内容のアルバムを出してしまったことによって
VELVET REVOLVERは「アクセル不在」という事実を
図らずも前面に押し出してしまった感がありますね。


スラッシュの隣に立つべきなのは
スコット・ウェイランドではなくアクセル・ローズなのです。

それが『LIBERTAD』と今回のライヴでよーくわかってしまった。



『CHINESE DEMOCRACY』が名盤になるなんて
もはや誰も思ってないだろうけど、

それでも「もしかしたらすごいものが出来るかもしれない…!」
ってのがちょっとぐらいはあるでしょ?

そう期待させちゃうところがすごいじゃないですか。



というわけで20世紀最後のカリスマを目撃できてよかったです。

なんか今回アクセル超機嫌いいし。


"Don't Cry"は初日のファンの熱狂に感激したアクセルが
急遽セットリストに加えたらしいです。

GUNS N' ROSESとして演奏したのは十何年ぶりだとか。


最後には
「Thank you very very very very very very...much!!!」と
何度も頭を下げてステージを降りていきました。

上機嫌すぎて逆に怖い。



てな感じでライヴ終了。

14時開場、終わったのが21時30分。

フェスか!

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