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老人と海

たまってるライヴ観戦記を書こう。


今年のライヴ初めはANEKDOTENでした。
1月13日、初台DOORS。


割と小さなハコだが、スシ詰めというわけでもなく
ほどよい加減の満員具合。

バンドのパフォーマンスも良かった。
選曲も各アルバムからまんべんなく、妥当な線。

そして当然ながらメンバー全員巧い。
メロトロンを弾き、チェロを奏でる紅一点のアンナが
とてもよかった。笑うとかわいいし。



「90年代のKING CRIMSON」と呼ばれるANEKDOTENですが、
観ていてそんな印象はほとんど抱かなかったです。

「90年代のCRIMSON」という表現自体、よくわからんけどね。


そもそもKING CRIMSONというのは非常に変なバンドで、
ロバート・フリップが「KING CRIMSON」としての舵をとりつつも、

また"Fracture" "Larks' Tongues in Aspic Part Ⅱ" "Red"といった
マイルストーン的楽曲をフリップが一人で書いたりしてはいるものの、
バンドの音楽的な特性は他のメンバーにほぼ完全に委ねていた。


即ちイアン・マクドナルドやメル・コリンズや
ジェイミー・ミューアやジョン・ウェットンといった、
各時期に在籍していた“フリップ以外の”メンバーが
音楽的な方向付けをしているんですね。


『DISCIPLINE』以前、つまり1stから『RED』に至るまでは常にそう。
1stなんてイアン・マクドナルドの才能大爆発!なアルバムだし。


「確かにロバートはすごいけど、あの曲はおれの貢献大なんだぜ」
とプライドを主張するマクドナルド他。

「すべてはKING CRIMSONの構成要素であり、そのための音楽なのだ」
という姿勢を曲げないフリップ翁。


当然のごとくメンバー脱退。新メンバー加入。音楽性チェンジ。

この繰り返しこそが、1975年までのKING CRIMSONの歴史である。
大雑把に言うとね。



なので「KING CRIMSONっぽい」という表現はあまり適切ではない。

ANEKDOTENの場合、"Epitaph" "In the Court of the Crimson King"、
そして『RED』のエッセンスが感じられるバンドであり、
その時期のCRIMSONの人気が高いだけに、注目されたんだと思う。


でも上述したようにそういう要素はCRIMSONの一部でしかないし、
ANEKDOTENだってヘヴィ・ロック要素が結構な割合を占めてるわけで、
よく考えたらどっちのバンドに対しても失礼な表現だよなー。


話が逸れてしまった。

名盤1st『VEMOD』のインパクトには及ばないものの
新譜『A TIME OF DAY』の曲も良いです。

"The Great Unknown" "In for a Ride"あたりが特に好き。
ライヴで聴くとさらにカッコよい。


しかし、やはり地味だね。雰囲気が。
まぁ1stの邦題からして「暗鬱」だからなあ。

現代プログレの大物の一つと言ってもいいバンドなのに、
見た目はふつーのあんちゃんといった感じ。

別に派手さは求めてないんだけど、
もうちょい大きな会場で観たい気もする。

一緒に観ていた天皇が
「PAATOSあたりと一緒に来日すればいいのに」とのたまっていた。
おっしゃる通りですよ。

もっかい来日してください。同じ季節に。
夏にこのバンドを観たくはないな…

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