Evil Woman in Alternative Rock

Auf Der MaurAuf Der Maur
AUF DER MAUR

曲名リスト
1. Lightning Is My Girl
2. Followed the Waves
3. Real a Lie
4. Head Unbound
5. Taste You
6. I'll Be Anything You Want
7. Beast of Honor
8. My Foggy Notion
9. Would If I Could
10. Overpower Thee
11. Skin Receiver
12. I Need I Want I Will

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キム・ゴードンやコートニー・ラヴを筆頭に
オルタナ界隈にはメタル以上に肝の座った姐御がたくさんいるが、
元HOLE〜SMASHING PUMPKINSのベーシスト、
メリッサ・オフ・ダ・マーもそんなクールな姐御の中の一人である。



HOLEの『CELEBRITY SKIN』に参加、
SMASHING PUMPKINSでは主にツアー要員として有名だった
メリッサが、自身の名を冠して2004年に発表した1stソロが本作。


言い切ってしまうが、これは名盤である。


HOLE時代にもキュートな歌声で頻繁にコーラスを取っていたメリッサ、
ここでも全曲のリードヴォーカルとベースを自身で担当。


そしてHOLEのエリック・アーランドソン、
S.PUMPKINSのジェイムズ・イハ、
SCREMING TREESのマーク・ラネガン、
KYUSS/QUEENS OF THE STONE AGEの
ジョシュ・オムとニック・オリヴェリ、
M.MANSON/A PERFECT CIRCLEのジョーディー・ホワイト、
HELMET/TOMAHAWK/BATTLESのジョン・ステイナー他をゲストに、


同じくゲスト兼共同プロデューサーに
オルタナ界の重鎮クリス・ゴスを迎える等
メリッサの幅広い交友関係・信頼度の厚さがうかがえる超豪華メンツ。



音楽性はやはりオルタナティヴ・ロックが基調であるものの
ゲスト陣の影響か、ドゥーミーでマジカルな雰囲気が強い。



ちなみにメリッサはBLACK SABBATHフリークとしても知られており、
SABBATHトリビュートバンドHAND OF DOOMを結成し
2002年にLA公演を収録したライヴ盤を発表している。


ライヴ盤では"Hand of Doom" "Fairies Wear Boots"
"War Pigs" "Paranoid" "The Mob Rules" "Changes"
"Black Sabbath"といった名曲を本家よりスローかつドゥーミーに、
SABBATH愛に満ちた演奏で聴かせてくれるのでこちらもおすすめ。
("The Mob Rules"のみ別メンバーがヴォーカルをとっている)


Live in Los Angeles~Black Sabbath Tribute
Live in Los Angeles~Black Sabbath Tribute




さて、本作に話を戻すと、グランジー&ドゥーミーとはいえ
各曲とも極めてキャッチーなのでまったく退屈しない。


特にシングルカットされた"Followed the Waves"、
"Real a Lie" "Taste You"や
"Lightning Is My Girl" "Beast of Honor"等、
十分なフックに加えてデカダン&オリエンタルな雰囲気満載の
魅力的な曲ばかり。


ラストの"I Need I Want I Will"は呪術的なメロディが
徐々に盛り上がりつつ退廃的に進行していく圧巻の名曲だ。



普段オルタナ/グランジにはあまり縁が無い人にこそ
ぜひ聴いていただきたい名作。

近年のMASTODONが好きな人もハマると思う。



なおメリッサはその後2010年にソロ第2作
『OUT OF OUR MINDS』を発表している。


Out of Our Minds
Out of Our Minds


2ndはミニフィルム等、トータルアートとしての
コンセプトの一環で制作されており、実験的要素が非常に強いので
いきなりそちらから入ると戸惑うかもしれない。

まずは1stの本作から。



現在メリッサ・オフ・ダ・マーは子育てのため活動休止中。
復帰後の新作に期待したい。







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