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情念の精神異常者

エニウェアAnywhere
FLOWER TRAVELLIN' BAND

曲名リスト
1. Anywhere (Intro)
2. Louisiana Blues
3. Black Sabbath
4. House of the Rising Sun
5. 21st Century Schizoid Man
6. Anywhere (Outro)

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最も有名なのは2ndの『SATORI』だが、今回取り上げたいのは1st。

このFLOWER TRAVELLIN' BANDとしてのデビュー作は
イントロとアウトロの小曲"Anywhere"を除き
すべてカヴァー曲で構成されている。


マディ・ウォーターズで有名な"Louisiana Blues"、
THE ANIMALSの"House of the Rising Sun"、
BLACK SABBATHの"Black Sabbath"、そして
KING CRIMSONの"21st Century Schizoid Man"。


とにかくオリジナリティが凄い。
すでにこの時点でバンドとしてのカラーが完全に確立されている。


"House of the Rising Sun"や"Black Sabbath"は
比較的原曲に忠実なカヴァーだが、ジョー山中の歌唱や
石間秀機のソロに東洋的なサイケ感覚が色濃く感じられる。


"21st Century Schizoid Man"も見事なカヴァーだ。
インストパートのアレンジが素晴らしい。
この情念はFLOWER TRAVELLIN' BANDにしか出せないと思う。



何より注目したいのが、このアルバムの発表が1970年10月であること。

KING CRIMSONの1stが発売されたのが1969年10月、
BLACK SABBATHの1stに至っては1970年2月13日発表である。

それぞれわずか一年足らずでここまで咀嚼・解釈しているのは
本当にすごいとしか言いようが無い。


時代性もあるんだろうけど、新しい音楽への貪欲性、
そしてそこに目をつけた内田裕也の先見の明がマジでハンパない。
シェケナベイベー。


ちゃんと調べていないので断言はできないが、公式としては
"21st Century Schizoid Man"は世界で初めてのカヴァーではないだろうか。



『SATORI』から入った人はこちらもぜひ。

3rdの『MADE IN JAPAN』も、ややコンパクトにはなったものの
情念渦巻くハードロックの名作なので併せてどうぞ。





再考・『CHINESE DEMOCRACY』 | Home | 英国曇天ジャズロック

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