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荘厳なる調べ

Iona with All Souls Orchestra - Woven CordWoven Cord
IONA

曲名リスト
1. Overture
2. Bi-Se I Mo Shuil - Part 1
3. Man
4. White Sands
5. Murlough Bay
6. Dancing on the Wall
7. Encircling
8. Lindisfarne
9. Revelation
10. Woven Cord
11. Beyond These Shores

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2014年3月にFLAIRCKと共に行われたIONAの来日公演は、
心の底から感動するものであった。

特に超名曲Encirclingでの圧倒的な神々しさには
鳥肌がおさまらず畏怖の念を感じたほどだ。


英国のフォーク/ケルティックプログレバンドIONAは
1990年のデビュー以来7枚のスタジオ盤と4枚のライヴ盤を発表している。

スタジオアルバムはどれも甲乙つけがたく、
ライヴアルバムもそれぞれに聴きどころがあるので
おすすめを問われると「全部」になるのだが、
1999年のライヴ盤『Woven Cord』をここでは挙げておきたい。



メンバーが敬虔なクリスチャンであることから
歌詞や音像に神秘的な雰囲気が宿るIONA。

このアルバムはオーケストラとの共演ということもあり、
ホーリーなムードがスタジオ音源と比べさらに倍加されている。


特にジョアンヌ・ホッグのVoの美しさは圧巻。
なにかに取り憑かれているのかと思わんばかりの存在感だ。

ギターとキーボードで八面六臂の活躍をみせるデイヴ・ベインブリッジや
現NIGHTWISHのトロイ・ドノックリー奏でるイーリアンパイプはじめ、
各メンバーの演奏も流石の一言。


特にEncirclingのパフォーマンスは震えるほど素晴らしい。

1995年の『Journey Into the Morn』収録のスタジオ音源や
2008年の『Live in London』に収録されているライヴverでもこの曲の凄さは伝わるが、
やはり『Woven Cord』収録verが圧倒的に神々しい。

前半から中盤のギターソロにかけて徐々に張り詰めていく緊張感が
ソロ明けのケルティックメロディパートで絶頂に至り、
クライマックスで場を支配する力強い歌声。

そして嵐がやんだ後に天上から降り注ぐ光のごとく
静かに、そして荘厳に響き渡るジョアンヌ・ホッグの独唱。

これほど美しくカタルシスを昇華してくれるバンドは他にない。


収録されている曲は他にも名曲揃い、
Murlough BayやラストのBeyond These Shoresなど、
息を呑むパフォーマンスが満載である。



表現力や神秘性といった意味で
ジョアンヌ・ホッグはケイト・ブッシュと同列に立つ人だと思う。
「女神」という表現が相応しい偉大なヴォーカリストだ。

そしてCLANNADやENYAといった、
同じ「ケルティック」で括られる他アーティストと一線を画すのは
やはりデイヴ・ベインブリッジの卓越した技量に拠るところが大きいだろう。


バンドとしての活動のかたわら、
ジョアンヌ・ホッグは『Uncountable Stars』、
デイヴ・ベインブリッジは『Celestial Fire』を
ソロアルバムとしてそれぞれ2014年に発表している。

いずれも素晴らしい作品なのでそちらもおすすめしておきたい。



心が洗われる至福のひと時をおためしあれ。







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