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Night of the Prog 2014 観戦記(後編)

前編はこちら
中編はこちら

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【7月19日(土)】

11時、起床。

今日もいい天気だ。
宿の前の道路工事も今日はお休み。

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前日同様、船で対岸のSt. Goarshausenへ行き
バスでローレライへ。


13時半ごろ会場到着。
時間的にトップバッターのSYNAESTHESIAは残念ながら間に合わず、
2番手のオランダのバンド、A LIQUID LANDSCAPEがすでに始まっていた。

ポストロック的なオルタナプログレ。
じっくり観ようかと思ったもののとりあえず会場内をぶらぶら。

会場から眺めるライン川。

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物販はこんな感じ。

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Tシャツとポスター、キャップ、ストラップが売ってた。

正直ダサいけど記念にTシャツ購入。

物販のおっちゃんとダベってたら
「ずいぶん遠くから来たんやな! これもおまけで付けたるわ!」
とGAZPACHOのライヴ盤をなぜかタダでくれた。

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ありがとうおっちゃん。
おれこれすでに持ってるからぶっちゃけいらないけど、うれしいよ。


そんなこんなでA LIQUID LANDSCAPE終了。

この年に発売された2nd「THE LARGEST FIRE KNOWN TO MAN」を
後日買いまして、なかなか良かったのでおすすめです。



続いての出演はアメリカのDREAM THE ELECTRIC SLEEP。
個人的に超イチ押しの新鋭バンドで、今回とても楽しみにしてました。


00年代PORCUPINE TREEのダークオルタナ的なドラマティックさと
90年代UKロックやデザートロックの寂寞感、ドゥーム的な慟哭感がメインながらも
PINK FLOYDに通じる重厚なスケールを併せ持つハイクオリティなバンド。

ライヴも(少々地味ではあるけど)期待通りで安心した。

2014年2月に出た2nd「Heretics」がとても良いアルバムなので
ぜひ聴いてみてください。

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<DREAM THE ELECTRIC SLEEPセットリスト>
1. Heretics
2. Elizabeth
3. Utopic
4. I Know What You Are
5. Fist to Face
6. How Long We Wait
7. Ashes Fall
8. Listen to Me
9. This Is This



続いてはスイスのシンフォプログレCLEPSYDRA。
(イタリアのサイケデリックプログレとは同名異バンド)

…なんだが、とにかくこの日もクソ暑い

あまりに陽射しが強すぎるのでガイジンもみんな木陰に避難する始末。
軟弱なやつらだ。

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とはいえおれも連日の猛暑で軽く脱水症状気味になったので
日陰を見つけてこってこてのシンフォ演奏をBGMに軽く仮眠。

CLEPSYDRAの演奏終了と同時におれも復活。



さて次だが、実はこの枠は当日まで「Surprise」とされていた。

そもそも当初はBIGELFが登場する予定だったが諸事情でキャンセル、
その後P.TREEでおなじみのJohn Wesleyのソロバンドが代役としてアナウンスされたものの
どういうわけかすぐ取り消され、なぜか再度BIGELFが出演することになった、が、
フェス直前になってVoのDamon Foxが急病にかかり再キャンセル。

…っつー感じのどないやねん経緯。

BIGELFもJohn Wesleyソロ作も大好きなおれとしては残念至極だけどまあ仕方ない。

んでどうなんのかなと思ってたら、
なんかおっさんが一人出てきて「ピーガブのカヴァーやりまーす」と弾き語りしはじめた。

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だれなんだあんた。

しかしこのおっさん、めちゃくちゃ上手くておまけに似てる。

後で調べてみたところ、どうやらGENESISの有名カヴァーバンドTHE CARPET CRAWLERSで
ヴォーカルを務めるBrian Cumminsという人らしい。知らんかった。


Red RainやSolsbury Hill、BikoといったPeter Gabrielソロ曲をメインに
途中でGENESISのThe Carpet CrawlersやMARILLIONのGrendelも演るなど
終始見事なカヴァーを披露。

有名曲ばかりなので観客も一緒に大合唱。
とても楽しかった。こういうサプライズはいいなあ。

<Brian Cumminsセットリスト>
1. Here Comes the Flood
2. Red Rain
3. Washing of the Water
4. Come Talk to Me
5. San Jacinto
6. The Carpet Crawlers
7. Solsbury Hill
8. Games Without Frontiers
9. Grendel
10. Mercy Street
11. Biko
12. In Your Eyes



ここで昨日のヨランと再会。

ヨラン「おつかれ!今日も楽しんどるか!これ、おれの妹やで!」

おいおいヨラン。おいおい。めっちゃ美人やんけ。
美男美女の血筋か。ちょっと引くわ。

三人で談笑するが、ヨランの妹は英語があまりできないらしく、
カタコト英語で会話。kawaii。

ヨランと妹さんとおれ。

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そんなこんなで19:45、お待ちかねのANATHEMA!

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「WE'RE HERE BECAUSE WE'RE HERE」「WEATHER SYSTEMS」とド名盤が続き
さらに「DISTANT SATELLITES」も傑作とくればこれは観るしかない!
来日しないなら海外で観ればいいじゃない!

ということでスーパー楽しみにしてたANATHEMA、
のっけからUntouchable, Part 1→Untouchable, Part 2の神導入。
盛り上がらないわけがない。

この日がバンドとして初めてライヴで演奏するという
「DISTANT SATELLITES」の超名曲Anathemaはじめ
近作の曲を中心としたセットリストに加えて演奏面も文句無し。
ライヴだと荒々しさが増すのもカッコいい。

まだ日が出ている野外でのパフォーマンスだったけど
ドラマティックな雰囲気は些かも損なわれることなく最高でした。

Lee Douglasかわいい。

最後は定番のFragile Dreamsで大盛り上がりで終了。
いやー感動。

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<ANATHEMAセットリスト>
1. Untouchable, Part 1
2. Untouchable, Part 2
3. Thin Air
4. The Lost Song, Part 3
5. Anathema
6. The Storm Before the Calm
7. A Simple Mistake
8. Closer
9. A Natural Disaster
10. Distant Satellites
11. Fragile Dreams


その後の2015年の東京公演ももちろん両日観に行きました。

なおANATHEMA演奏中にMARILLIONのSteve Rotheryが裏で出てきて
目ざといプログレッシャーはサインをもらいにダッシュしてました。

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ANATHEMA終了後、いよいよトリに向けてセットチェンジ。

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そして22:00、ついにトリのMARILLION登場!
このために来ました!

最新作「SOUNDS THAT CAN'T BE MADE」は「BRAVE」に勝るとも劣らない名盤で、
どれだけ名盤かは以前書いたけど、
その傑作のド頭にある名曲Gazaでライヴは始まった。

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まずびびったのはSteve Hogarthの声量のすごさ。

音源や映像でも十分感じるけど、生で観るとマジで震える。声量ハンパない。
そして歌唱力とカリスマ性がやっぱりすさまじい。

Steve Rothery先生のギターはじめ各楽器の音響もこの上なく素晴らしい。

それにしてもGazaは本当に名曲だ。
この曲こそProgressive Rockだと思うよ、ほんとに。


のっけからの名演による興奮冷めやらぬうちに
なんと2曲目はEaster。悶絶。客も大合唱。

感激することこの上ないがさらに続けてBeautiful。殺す気か。
この時点で泣きそうになる。最高すぎるだろ。


ヨラン「ゆーき! 最高やな!」
おれ 「せやな! ほんま最高や!」

感動しすぎて陳腐な表現しか出てこないヨランとおれ。

新譜からのPower、キャッチーなYou're Goneを挟み
初期の名曲Sugar Miceへ。ここでまた大喝采。

その後Fantastic Place、Man of a Thousand Faces、No One Can、
Sounds That Can't Be Made、Cover My Eyesとまさに至福の時間。


そして待望のKayleigh!

ヨラン「おいゆーき! やったな! 最高やで! 明日はホームランや!」

わかる。わかるよヨラン。THE・最高だよ。


観客はお決まりの大合唱。
んでステージから降りて客席を後方まで練り歩きながら歌うHogarth。
涙腺崩壊。



KayleighからLavenderへと流れHeart of Lothianへと雪崩れ込む
感激の「MISPLACED CHILDHOOD」メドレーで本編終了。

なんて日だ。生きててよかった。


鳴り止まない拍手の中メンバー再登場、
アンコールはNeverland。

24時過ぎ、ドラマティックな名曲で文句無しの大トリ終了。
すべてが完璧。

こんなに我を忘れて終始感動しまくったのは久しぶりだ。
初めてかもしれない。確実に生涯ベストライヴです。

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<MARILLIONセットリスト>
1. Gaza
2. Easter
3. Beautiful
4. Power
5. You're Gone
6. Sugar Mice
7. Fantastic Place
8. Man of a Thousand Faces
9. No One Can
10. Sounds That Can't Be Made
11. Cover My Eyes
12. Kayleigh
13. Lavender
14. Heart of Lothian
15. Neverland



二日間に及ぶフェス終了。
ヨランと連絡先を交換し、別れる。友だちができてうれしいな。

余韻に浸りつつバスに乗り(この日はちゃんと事前に乗り場確認しといた)帰路へ。
宿へ到着し深夜2時就寝。



【7月20日(日)】

7時起床。荷物をまとめてロビーへ。

おれ  「ほな、また来るわ。いろいろありがとう」
オーナー「おう、気ぃつけてな。どうやって空港行くん?」
おれ  「フランクフルト中央駅まで行って、そっから空港行く感じやね」
オーナー「それやったら途中の駅まで車で乗せてったるわ」
おれ  「マジで? ええの? 忍びねえな」
オーナー「かまわんよ」

ということでオーナーの車でOberwesel駅まで送ってもらう。
今回の旅で出会った人、ほんといい人ばっかり。


Oberwesel駅で列車を待ってる間、向かいのホームに
現地のジャーマン鉄オタがいた。

背後の山沿いを走る別の列車をカメラにおさめたかったようなんだが、
二人でぺちゃくちゃ喋ってる間に列車が来る
→オタA「おい列車来たで! カメラ! はよ!」
→オタB「ちょい待って! バッグの中や! 待って!」
→オタA「はよ!」
→オタB「待って!」
→オタA「…行ってもうた……」
→オタB「……」

という超どんくさいやり取りしてて超おもしろかった。
おもしろかったので写真とっちゃった。盗撮ごめん。

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そんなエピソードもありつつ無事空港到着。

グッバイドイツ。また来るぜ。

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ということで以上、Night of the Prog 2014観戦記でございました。

海外フェス初体験、しかもプログレフェスという
偏差値高い字面のイベントに行ってきたわけですが、
客がみんな超ラフというかナチュラルな感じでとっても居心地が良かった。
日本のプログレライヴとは全然雰囲気が違う。超ストレスフリー。

金と時間さえあれば毎年行きたいと心から思える素晴らしいフェスだったので、
今後も絶対にまた行きたいです。

まあ金髪の超かわいいおねーちゃんが炎天下の中ほぼ水着状態でビール飲みながら
うろうろしてる
ようなフェスですからね!
絶対また行きたいですよね!

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なお2015年の同フェスは10周年ということで
CAMELやSteve Rotheryソロバンドなどこれまた豪華なメンツだったのですが
都合がつかず断念…。

11回目となる今年は現時点でANEKDOTENやこないだ当ブログでも紹介した
SEVEN STEPS TO THE GREEN DOORの出演が決まっています。

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