背徳の狂宴

MÖTLEY CRÜEライヴレポート後半。

前回の記事をまだ読んでない方は、そちらを先にご覧ください。


第一部が終わり、10分間しばしの休憩。


ちなみにこの時、PANTERAの“Cowboys from Hell”をバックに
スクリーンで終始リアルなグロ映像が流されていたんですが、
おれ、グロ系が苦手なもんでこれにはちょっと引きました。

それはともかく。


第一部が初期の楽曲に重点を置いたセットリストであったのに対し、
第二部はヒット曲満載でお届けする至高のエンターテイメント。


その幕開けは“Girls, Girls, Girls”!

アメリカツアーでやっていたような、
メンバーがカスタム・ハーレーに乗っての登場は残念ながら無し。
まぁこれは致し方ないでしょう。

さすが代表曲だけあってみんな歌いまくりです。


そしてそのまま“Wild Side”へ!

たまりませんな。
この2つはまさにMÖTLEYにしか作りえない名曲。
それを続けてやるってんだから、もう死んでもくらいですよ。


次はヴィンスがアコギを抱えての
“Don't Go Away Mad (Just Go Away)”。

初日はここでヴィンスのギター・ストラップが外れる
というアクシデントが。
なかなか歌に集中できていない様子でした。

ギターなんか弾かなくたっていいからしっかり歌えよ、と
思ったのはおれだけ? 良い曲なのに…。

この曲はイントロのベース・ラインもなかなかカッコいいんですが、
残念ながら聞き取ることができませんでした。
ていうか、ニッキー弾いてませんでした。弾こうよ。


4曲目は“Primal Scream”。

イントロのフレーズを弾きながらステージ中央を行き来する、
おなじみのアクションで歓声を浴びるニッキー。

前回の記事でも書きましたが、
この曲はライヴでこそ真価を発揮する類の曲だと思います。

「Scream!」「Shout!」「Hey!」「Crash and Burn!」
のコーラスも当然、会場一体となっておこなわれました。


そして次に“Glitter~Without You”のメドレー。

個人的に、今回のライヴで少々疑問だったのがここです。

なぜ、次に“Home Sweet Home”が控えているにもかかわらず
バラード2曲をメドレーにする必要があるのか?

メドレーにするなら速めの曲を混ぜた方が
メリハリがついて効果的だったんじゃないかと思うんですが…。

ヴィンスもここでの歌唱は少し苦しそう。

とは言え“Glitter”の最中にはパフォーマーのアリシアさんが
非常に美しい演技を魅せてくれまして、
まぁそれを引き立たせるためにあったんだな、
と考えれば納得。

でもそれだったら
“Glitter”1曲完奏という形でよかったという気も…。


さて、気を取り直してお待ちかねの“Home Sweet Home”。
トミーのピアノによるイントロから入り、
1番を観客に丸々歌わせるヴィンス。

ところどころでライターやペンライトが光ります。
ミックのギターソロも感動的でしたね。


続いてはニッキー・シックスのソロ・タイム。

といっても、ベースを弾きまくって沸かせる、という類のソロを
御大がやるはずもなく、

『QUARTERNARY』『SUPERSONIC & DEMONIC RELICS』収録の
ニッキーのソロ曲“Father”を思わせる陰鬱なSE、そして
キーボードやテルミンなどを使ってカオスな雰囲気を構築、
最後はニッキーが大量の火花に包まれて爆発音とともに終了。


間髪いれずにトミーのカウントから“Dr. Feelgood”へ!

ここで再び大盛り上がり。
ナース&女医ルックのパフォーマーたちが
卑猥な動きでヴィンスに絡みます。エロくてとても良かった。

ヴィンスによるお決まりの「Mick Mars!」とのシャウトから
ギターソロに入る瞬間も生で体験できてうれしかったです。


そしてトミー・リーのソロ。

トミー自身のプログラミングによるものと思われる
インダストリアルなビートに合わせてドラムを叩き、

一段落したところでワイヤーを装着、
ジーン・シモンズよろしく、ステージ上空の両端にある
足場へと飛んでいくトミー!
そしてそこにあるパーカッションを叩きまくります。

左→右→左→右の順でワイヤー移動と
パーカッションソロを繰り返したあと、上空で火花とともに爆発!

大体このような感じでした。
こんなソロを思いつくのはトミーぐらいのもんだし、
エンターテイメントとしては一級品でしたが、
個人的には正直ちょっと退屈だったかな…。

ロックのドラム・ソロという感じじゃなかったしね。
回転ドラムをもう一度やれ、とは言いませんが。


そんなドラム・ソロのあとは“Same Ol' Situation (S.O.S.)”。

ヴィンスは再びギターを手にします。
曲の中盤、弦楽器3人が中央に並んで演奏するのも
お約束っちゃーお約束ですが、やっぱカッコいいですね。


続いてニッキーのMC。

ビデオカメラで会場の様子を撮影したあと、客を全員座らせ、
「1、2、3、Jump!」の合図でジャンプさせるという、
まるでコリィ・テイラー(SLIPKNOT)なことをやっていました。

この間トミーとヴィンスはドラム後方に並んで座ってにこにこ傍観。
とりあえず仲良さそうな様子で安心です。

ヴィンス→トミー→ミックの順でニッキーがメンバー紹介をした後、
そのままミックのソロ・タイムへ。


2日目はミックのソロの前に「Tommy's Titty Cam」のコーナーと
“Sick Love Song”がありましたが、これについては後述。


そのミックのソロ、ジミ・ヘンドリックス“Little Wing”の
フレーズを交えたりした割と長めのソロで、
完全復活をアピールするには十分な内容でした。

体調もだいぶ良いみたいでファンとしてはうれしかった。


そしてそのまま本編最後の“Kickstart My Heart”に突入!

MÖTLEY CRÜE屈指の名曲、このテンションは鳥肌もんです。
「Ooh! Yeah!」のコーラスも皆ばっちりきまってました。

終盤でニッキーはベースを破壊、ここで本編が終了です。


メイクと着替えに手間取っているのか、
少し長めのブレイクのあとにいよいよアンコール、大トリ!

曲は“Anarchy in the U.K.”!

パフォーマーやスタッフも総登場、派手派手なアクションで
ロックンロール・サーカスの締めに華を添えます。

バンドメンバーはつなぎを着て演奏、
ヴィンスに至っては二日目にリーゼントっぽいカツラと
グラサンを装着していたんですが、
どこからどう見ても「紅の豚」。
ま、ご愛敬ということで。

こうしてライヴは大団円を向かえ、
約2時間半に及ぶショウは幕を閉じたのでした。


ちなみに二日目は、“Same Ol' Situation”とニッキーのMCのあと、
この日はヴィンス→ミック→トミーの順でメンバー紹介、

それに続いて「Tommy's Titty Cam」があったわけですが、
これが何かというと、要は「おっぱい見せろ」コーナー。

トミーがビデオカメラでめぼしい女性を物色、
ご指名を受けた人は乳をトミーに
(そしてスクリーンを通じて客全員に)
晒さなければならないという素晴らしいとんでもない企画。

が、そこはシャイ人間の国ジャパン。
必死で断る女性も当然何人かいたんですが、

そんな中、惜しげもなく自慢のバストを露出する
素晴らしい勇気とノリをお持ちのお姉さま方が数人いらっしゃり、
トミー&会場全体から大きな拍手をもらっていました。



細かいレポートはこんなとこでしょうか。


いや~とにかく素晴らしいライヴでした!
まさに究極のエンターテイメント・ショウですね。


初日はところどころドラムのトラブルがあったり
(それでも間の悪さを感じさせなかったのはさすが)

ギターサウンドの輪郭がぼやけ気味で、カッコよさの一つである
リフのシャープさが失われていた感もありましたが、


二日目にはそういった問題点もかなり改善されており、
文句なしの内容!

メンバーのテンションも異様に高かったし。
特にミック!終始ご機嫌で、なんとちょこっとMCまでやった!

ミックのMCなんてめったにないですよ。
何しゃべってるかは全くわかんなかったけど。


あとおれ、二日目は最前列だったんですよね。

メンバーの表情まではっきり分かる位置。
ホント最高でした! 興奮しっぱなし。


まぁ敢えて言うなら
第一部で“Knock 'Em Dead, Kid”や“Piece of Your Action”を
観たかったとか、

“Glitter~Without You”の代わりに“All in the Name of...”を
やってほしかったとかいろいろあるけど、

それは欲張りすぎというもんでしょう。


さて、書きたいことはもっとあるんですが、
長くなりすぎたので今日はとりあえずこの辺で。

27日にパシフィコ横浜でおこなわれる追加公演にも
行く予定なので、そのレポートとあわせて
今回のツアーの個人的な総括をしたいと思います。


とにかく、

世界で一番好きなバンドによる史上最高のロックンロール・ショウを
観ることができて心の底から感激でした!


MÖTLEY CRÜE万歳!!

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コメント

おおー!B!も真っ青の詳細なレポだこと!
ほんとエンターテイメント性ではKISSも凌ぐ素晴らしいライブだったね!
ていうか二日目にいきたかったぜ。おっぱい!

2005/11/23 (Wed) 11:45 | カネオ #- | URL | 編集

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