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プログレ界の渡り鳥

Danger MoneyDanger Money
U.K.

曲名リスト
1. Danger Money
2. Rendezvous 6:02
3. The Only Thing She Needs
4. Caesar's Palace Blues
5. Nothing to Lose
6. Carrying No Cross

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実質ASIA以上にスーパー・バンドだと思うのですが
なぜか地味な印象のあるU.K.。

名盤1stについてはいろんなとこで書かれているので
今日は2ndアルバムの方を取り上げたいと思います。


KING CRIMSON解散後、ROXY MUSICやURIAH HEEPなどを
転々としていたジョン・ウェットンを中心に結成された
このバンド。

78年に『U.K.』でデビューしたときのメンツは

ジョン・ウェットン(Vo, B)
エディ・ジョブソン(Key, Electric Violin)
アラン・ホールズワース(G)
ビル・ブラッフォード(Dr)

という超豪華布陣。

アルバムの方も各人の職人技をフルに活かした
スリリングかつドラマティックな内容で、
まさにプログレ史上に残る名盤であります。

超絶技巧をみせつけながらも
1~3曲目を組曲のように構成するなど
完成度が異様に高いところはさすがといったところですが、

それと同時に
どこか冷たい感触がするのも1stアルバムの魅力です。

今ふと思ったんだけど
DREAM THEATERの『IMAGES AND WORDS』とか『AWAKE』って
『U.K.』の雰囲気を参考にしてるんじゃなかろうか。
都会的なところがなんとなく似てる。


さて、これだけの名盤をつくっときながらも
バンドはあえなく崩壊。
それぞれ個性が強すぎるメンバーばかりなんで
当然といえば当然でしょうか。

結局ホールズワースとブラッフォードが脱退。


バンドは後任ドラマーにこれまた超絶職人のテリー・ボジオを迎え、
トリオ編成として再出発。
79年に2nd『DANGER MONEY』を発表します。

これも1stに負けず劣らず素晴らしい内容。

ジョン“超ポップス志向”ウェットンの発言力が強くなったのか、
前作に比べると若干キャッチーになった感はありますが

それでも後のASIAほどポップではなく
まだ十分にプログレッシヴ。

そんな折衷性が見事に結実しているのが
2曲目の“Rendezvous 6:02”ではないでしょうか。

ウェットンの素晴らしいヴォーカルを
フィーチュアしたバラードです。
バラードですが、変拍子。

変拍子をここまで自然に聴かせるところがすごいですね。
名曲。


またこの作品は、ギターレスとなり
キーボード(とヴァイオリン)の音が主体になっていることもあって
EMERSON, LAKE & PALMERを思わせる部分がちらほら。

“The Only Thing She Needs” “Carrying No Cross”なんかは
「クラシカルな要素を抜いたEL&P」的な感じがします。

エディ・ジョブソンがとてもいい働きをしてますね。
ヴァイオリンが曲を引っ張る“Caesar's Palace Blues”も良い。

ボジオがすごいのは言うまでも無し。


しかしながらバンドはこのあと
来日公演を収録した『NIGHT AFTER NIGHT』を発表して解散。

ウェットンはソロアルバムを発表したり
WISHBONE ASHやATOLLに一瞬入ったりした後
よりポップな方向性を目指したASIAを結成し全米1位をとる、と。

常々「自分はポップ・ソングの人間」と強調する
ウェットンからしてみれば
U.K.では満足できなかったんでしょうかね。


ちなみにあの“Starless”ですら、ウェットンが書いた時点では
4分間の曲だったそうな。

「それをバンドに渡したら12分の曲になったんだよーあはは」と
後年インタビューで答えているのをどっかで読みました。



ということで、U.K.に関してはライヴアルバムをいれても
計3枚しか出してないので興味のある方はまとめてどうぞ。


とりあえず1stは聴いてほしいな。
ウェットンの声もこの頃と初期ASIAが一番いいと思う。

震えるか? おれもだ。 | Home | けみこーうぉーふぇあー!

コメント

UKについて考える

はじめまして。
なかなか見かけないUKの書き込みに嬉しくなりました。
私は、UKは1stの方が圧倒的に好きですね。YesとCrimsonのファンだったので、Brufordのスコンスコンとしてスネアの音が心地よく感じます。
2ndも悪くないのですが、ちょっと間延びした感じがします。ギターの音がないのは痛手だったのでは、と感じています。

なお、私のWetton関連書き込みにTBさせていただきました。

2006/02/10 (Fri) 23:25 | shig-sak #nUtuNWHg | URL | 編集
はじめまして

コメントありがとうございます。

確かに1stの方が緊張感ありますよね。
ただ、やはりこれはエディ・ジョブソン主導の
バンドだったのかなぁと。

U.K.でのホールズワースのギターって、乱暴な言い方をすれば
あまり存在感がないように思えるんですよね…。
音色がキーボードと大差ないような。

そうなると、ジョブソン(&ウェットン)がギターの必要性を
感じなくなってしまったのもしょうがないような気がします。

まぁ方向性やら人間性の問題もあったとは思いますが。

2006/02/11 (Sat) 16:41 | ゆーき #3wglnar6 | URL | 編集

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