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月夜の幻想曲

MoonmadnessMoonmadness
Camel

曲名リスト
1. Aristillus
2. Song Within a Song
3. Chord Change
4. Spirit of the Water
5. Another Night
6. Air Born
7. Lunar Sea

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目下おれの中でヘヴィローテーションなのがこれ。


英国プログレの重鎮、CAMELでございます。


KING CRIMSON、YES、PINK FLOYD、EL&Pを四天王とするなら
その次に来るのはGENESISとこのCAMELなんじゃないか

ぐらいの認識をおれはしているんですが、
まぁそんな感じの大物バンドです。



『MOONMADNESS』は76年発表の4thアルバム。


まずジャケットが素晴らしいですね。

この絵がそのまま音になったかのような、
幻想的かつファンタジックで美しいサウンドが聴けます。



CAMEL最大の魅力は、繊細で淡いメロディを軸とした叙情性。


リーダーのアンディ・ラティマー、
この人のギターとフルートがこのバンドの核の一つなんですけど、
これがとにかく素晴らしすぎる!

ラティマーという人は
常にエモーショナルなプレイを聴かせてくれるんですが、
その“泣き”の質が他のバンドとは明らかに一線を画しています。


先ほど「淡い」という表現を使いましたが、まさにそんな感じ。


相当に美しく心揺さぶるメロディなんだけど、
決して熱くなりすぎずにどこかクールな感触があるというか。

「静」のイメージがある人ですね、なんとなく。


それは“Song Within a Song”や“Air Born”のフルート、
そしてギターを聴いていただければ分かるかと思います。

優しく包み込まれる感じがたまらない。



個人的に、アンディ・ラティマーは
デイヴ・ギルモアと並んで2大叙情プログレギタリストです。
おれの中で。

この二人の表現力は群を抜いているなぁ、と。
まさに孤高。



そのラティマーと共にCAMEL幻想美の片翼を担うのが
キーボードのピーター・バーデンス。

ピアノ、オルガン、ストリングス・シンセサイザーの
使い分け、そしてそのメロディ・ラインが絶妙すぎる。

ラティマーのギター(あるいはフルート)との
コンビネーションがぴったりハマってますね。


作曲のほとんどがラティマー&バーデンスによるもので、
まさにこの両者のメロディ・センスの融合が
CAMELの情感豊かな音楽性を築いていると言っていいでしょう。



美しいと同時に軽快でキャッチーな響きを持っているのも
CAMELの特徴であります。

たとえば3曲目の“Chord Change”における
ジャジーなプレイなんかがそう。

このへんに「ファンタジック」と表現される所以があるかと。


ブルージーな泣きとダイナミックなリフとを
スムーズに使い分けるラティマー、

またバックのリズム隊も、さりげなく変拍子を入れつつも
決して派手派手にはなってないところが職人の技ですね。



『MOONMADNESS』収録曲の全部が
CAMELならではの美に満ちていると言っても過言ではないですが、

特に素晴らしいのが“Song Within a Song”、“Air Born”、

そしてラストの“Lunar Sea”ではないでしょうか。


CAMELがエモーショナルでシンフォニックなのは間違いないですが、
やはりロックバンドであるがゆえに
ハードな側面も当然持っています。


それがうまくブレンドされているのが“Lunar Sea”であり、
この曲はあまりに感動的。

幻想的なSEに導かれて始まり、ほどよい疾走感と共に展開。

バックの変拍子が非常にダイナミックな雰囲気を生み出し、
その上でラティマーのギターが暴れまくります。

ダグ・ファーガソンのベース、バーデンスのオルガンの
アンサンブルが素晴らしいですね。

後半の三者のユニゾンがめちゃくちゃカッコいい。



CAMEL独特のドラマティックな展開がここにはあり、

ハードと幻想美の融合という点で
2nd『MIRAGE』収録の“Lady Fantasy”とともに
ぜひとも一聴をおすすめしたい曲であります。


ちなみに『MOONMADNESS』の次作ではベースが
CARAVANやHATFIELD AND THE NORTH他の
リチャード・シンクレアに交代、

さらにサックスでメル・コリンズが加入したり
ブライアン・イーノがゲスト参加したりしてますね。


いま現在も活動を続けている(らしい)CAMELの全アルバムを
フォローできているわけではないので非常に申し訳ないんですが、

この『MOONMADNESS』が名盤だということは
自信を持って言えます。


初期のアルバムとしては
2nd『MIRAGE』や3rd『THE SNOW GOOSE』も大傑作なので、
美しい音楽が好きな方はそちらも併せてぜひどうぞ。

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