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鮫肌男とLAメタル

Once Bitten ...Once Bitten...
Great White

曲名リスト
1. Lady Red Light
2. Gonna Getcha
3. Rock Me
4. All Over Now
5. Mistreater
6. Never Change Heart
7. Fast Road
8. On the Edge
9. Save Your Love

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「LAメタル」の定義というのは実にむずかしい。


結局、音楽性がどうこうとか言うよりも
アメリカにおける一つのハード・ロック・ブームでしか
なかったわけですよ。


いわゆる「LAメタル」に分類されるバンドの中で成功したのは、
はっきり言ってMÖTLEY CRÜEだけです。


まぁ初期BON JOVIはLAメタルだとか言ってもいいんですけど
いまさらあのバンドを「LAメタル出身」と位置づけるのも
なんだかなぁという感じ。

そもそもLAじゃなくて東海岸のバンドだしねBON JOVIは。


SKID ROWとかGUNS N' ROSESについても、
彼らはLAメタルブームが収束しつつあった時期に
出てきたバンドですからちょっと無理があるし。



というかおれ自身、
MÖTLEY CRÜEをLAメタルの範疇に入れることさえ違和感を覚えます。


「LAメタル」というイメージが音楽性に当てはまるのは
せいぜい2ndの『SHOUT AT THE DEVIL』まででしょう。

それ以降のあのバンドというのは
普通の(と言っては語弊があるけど)大衆ハード・ロックです。

音楽的にもパブリック・イメージ的にもね。


それについてはまたいずれ書こうと思いますが、


ともかく世間一般の「LAメタル」という言葉に対するイメージ、
“能天気お気楽系パーティー・ロック”というイメージに忠実なのは

正直RATTとPOISONぐらいなんじゃないでしょうか。



要は、一口にLAメタルといってもいろんなバンドがいるんですよ、
ということを言いたいわけです。


たとえばスラッシュ・メタルというジャンルだって
SLAYERとMEGADETHの音楽は全然違うでしょ?

プログレだってそうで、
YESとPINK FLOYDなんか共通点を探す方が難しい。

それと同じことです。


まぁ当たり前っちゃあ当たり前なんだけど、

どうもLAメタルの場合はみんな一緒くたにされて
「軽い」という偏見をもたれているような気がしてならない。



確かにしょぼいバンド、ダサいバンドが多いのは事実です。

だからこそブームはすぐに終わったわけだし
いまなお活動を続けているバンドもあまりない。

でも中には、カッコいい魅力をもったバンドもいるんですよ。



その一つがGREAT WHITE。

同時期で言えばCINDERELLAなんかと共に、
ブルージーなハード・ロックという渋い音楽性で
他のLAメタルバンド群とは一線を画したバンドです。


ここのリーダーであるジャック・ラッセル(Vo)は、
LAメタルというジャンルの中においては
おそらく最も歌唱力がある人です。

“現代のロバート・プラント”と呼ばれることもあるほどで、

実際このバンドは『GREAT ZEPPELIN』という
全曲LED ZEPPELINのカヴァーで占めたライヴ・アルバムを
発表しています。

選曲もしっぶいし、パフォーマンスもなかなかよい。

まぁバンド全体の演奏というよりは
ジャックの歌の巧さを知らしめるためのアルバムだとは思いますが。


ジャック以外のメンバーも、
ギターのマーク・ケンドールをはじめ実力派が揃ったバンド。

ドラムはちょっと軽いけどね。



そんなGREAT WHITEの3rdが『ONCE BITTEN...』でございます。

これはLAメタルの中でも一際輝く名盤。


前作『SHOT IN THE DARK』でもブルーズ的要素が聴き取れますが
この3rdでそれを個性として開花させることに成功しています。


もうとにかく“Rock Me”に尽きますね。

この曲は本当に素晴らしい! 超名曲だと思います。


軽快なシャッフル調のリズムに乗せて
緩急織り交ぜたメロディを歌い上げるジャック、

徐々に盛り上がっていき最後でいっきに爆発という劇的な構成。
アウトロのギターソロも鳥肌もの。

最高に渋い。


この抑制されたムードというか、
決して突き抜けていくことがない湿った感じがいいんですよ。

ある種おしゃれでアダルトな雰囲気を持っているところは
GREAT WHITEならでは。


間違いなくLAメタル最強の曲の一つです。

“Rock Me”1曲のためにこのアルバムを買っても損はない!
と言い切りたい。



ラストを飾るバラード“Save Your Love”も感動的だし、

“Lady Red Light” “Fast Road”といった疾走感溢れる
典型的なアメリカン・メタルもあったりと楽曲は粒揃いなんですが

やっぱり“Rock Me”の出来がずば抜けてると思いますね。


ジャック・ラッセルは本当にいい声をしてるなぁ。

うまいと評するよりも、
こういうブルージーなハード・ロックを歌うのが
相当ハマってると言った方がいいかも。




このアルバム以降、GREAT WHITEはそのブルージーな方向性を
さらに追求していくことになり、

良く言えば渋い音楽、悪く言えば少々退屈な音楽へと
シフトしていってしまうので

そのあたりはまぁ残念なんですが、


『ONCE BITTEN...』はブルーズとハード・ロック/メタルが
非常にいいバランスで融合した傑作。

このアルバムを無視するのはちょっともったいないですよ。


2nd『SHOT IN THE DARK』と併せてぜひ。

ちなみに去年リマスター再発されてます。
PV集を出してほしいバンド第1位 | Home | KISSが

コメント

文字通り燃え尽きてしまったバンドですね。
よく再発されたなあ。


ところでLA直撃世代に言わせるとLAメタルといえば何はなくともRATTだそうです。
モッチャリしたドラムに秘密があるようです。

2006/03/19 (Sun) 23:52 | おましん #- | URL | 編集

ほえ~。
まぁあんなにヘタなドラムはそうそういないでしょうからね。

おれはRATTは嫌いじゃないんだけど
いまだにどうもハマれないバンドですわ。

2006/03/20 (Mon) 00:55 | ゆーき #3wglnar6 | URL | 編集

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